JENESISが「aiwa」ブランドの商標使用権を取得！新生アイワデジタルとしてAndroidスマホ・タブレットなどを8月より順次発売へ

JENESISからaiwaブランドのAndroidスマホ・タブレットなどが登場へ！

JNSホールディングスの子会社であるJENESIS（ジェネシス）は29日、アイワから「aiwa」ブランドのデジタル分野における商標使用権を取得したと発表しています。これにより、2022年8月（予定）より新生「aiwaデジタル」シリーズとしての新製品を順次発売するとのこと。

新製品は第1弾としてフラッグシップモデルとなる10.36インチAndroidタブレットをはじめ、Androidスマートフォン（スマホ）や2-in-1 Windowsタブレット、防水・防塵（IP67）に対応したスマートウォッチを投入するとし、さらに第2弾も2022年中の投入に向けて鋭意開発・製造を進めているとしています。

aiwaは1900年半ばに誕生し、日本で初めてラジカセを発売したほか、大ヒットとなったヘッドホンステレオ「カセットボーイ」を筆頭に数々の人気製品を生み出してきたブランドで、国内に留まらずアジアをはじめとした海外でも高い人気を誇り、当時の日常における音楽をより身近なものにした一方、デジタルやIT化の潮流に乗り切れず、2008年にはソニーの元でブランド使用の一時停止に至っていました。

一方、JENESISはこれまで「geanee」シリーズをはじめ、さまざまなスマホやタブレットなどを開発・発売しており、中国・深圳にある自社工場で長年培ってきた部品ひとつひとつの品質へのこだわりや日本国内の保守・サポート拠点を中心としたエンドユーザーに寄り添ったサポートおよびサービスを通じてDX時代におけるビジネスや生活のシーンに溶け込むような製品とサービスを展開しています。

その後、アイワは2017年秋に「愛と和アイワ」の潰えた夢を受け継ぎ、新生aiwaのビジネスを開始していましたが、今回、JENESISがaiwaブランドのデジタル分野における商標使用権を取得したことによって一時代を築きあげたaiwaブランドにJENESISが培ってきた端末製造やICTサービス開発ノウハウを融合することによってDX時代にマッチした新たなプロダクトを生み出し、新たなaiwaデジタルシリーズとして2022年8月（予定）より順次販売開始するとのこと。

なお、JENESISでは今年4月に4G LTE対応の10.36インチAndroidタブレット「JT10LTE-X1S」を発売しており、aiwaデジタルシリーズで発売される10.36インチAndroidタブレットはこれをベースにしているのではないかと考えられます。主な仕様は2000×1200ドットIPS液晶やUNISOC製チップセット（SoC）「T618」、4GB内蔵メモリー（RAM）、64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、5000mAhバッテリー、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、Android 11など。

JENESISによる新生aiwaデジタルシリーズの展開に伴い、アイワ 代表取締役会長を務める蒲生 雅一氏は『今回のアライアンスは、デジタル・IOT化時代においても、時を超え愛されるaiwaブランドを継続するための大きな礎となると確信しております。今後とも、aiwaファンの皆様のご期待に応えるよう邁進いたしますので、何卒宜しくお願い致します。』とコメントしています。

一方、JENESIS 代表取締役社長 兼 JNSホールディングス 代表取締役副社長を務める藤岡 淳一氏は『小さなころから憧れていた「アイワ」を冠した製品を製造販売できるチャンスに大変期待をしております。私たちは、かつての「アイワ」製品の開発や製造に血と汗を注いだ技術者達に敬意を表し、そして世界で愛されたブランドまでに成長した「aiwa」を支えた方々の大切な想いを引継ぎ、新生「aiwaデジタル」として日本及び世界に展開してまいります。』としています。

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記事執筆：memn0ck