AFX通信によると、欧航空・防衛大手EADSは23日、傘下の欧航空大手エアバス製の新型ジャンボジェット機A380の胴体部分に不具合があることを、今春の試験飛行時に把握していたことを明らかにした。同社は、不具合は「試験飛行で発見され、すでに修正された。(今後の)構造修正や何らかの異常発生などはまったくない」としている。24日発売の独週刊誌シュピーゲルが、3月に仏トゥールーズで行われた試験飛行の際に発見された不具合に関する社内文書の存在を報じており、これを認めたもの。 【了】

■関連記事
欧エアバス、航空ショーで62機受注しボーイングを逆転(2006年7月20日)
米ボーイング、787開発に問題浮上=欧エアバスはA350再設計へ(2006年7月17日)
欧州エアバスと親会社EADSの失地回復は数年先=トップ交代評価でも − 米調査会社(2006年7月4日)
欧州EADSと欧州航空最大手エアバスのCEOが同時交代=生産遅延など危機打開で (2006年7月3日)
欧州航空防衛大手EADS、株価が26%急落=エアバス新型機「A380」の生産遅れで(2006年6月15日)
欧州エアバス、「A380」型機の納入に最大7カ月の遅れ=来年は9機だけ(2006年6月14日)