テスラを率いるイーロン・マスク氏は、人型ロボット「オプティマス(Optimus)」の動作するプロトタイプを9月30日の「AI Day」までに披露できる可能性があると発言しました。

テスラより

 

オプティマスはテスラが2021年に発表した人型ロボットで、ほぼ人と同じ身長(約170cm)と体重(約57kg)の設計です。さらに時速約8kmにて歩き回り、約20kgのものを持ち運ぶなどして、単純作業の置き換えを想定しています。

 

マスク氏はまず、AI(人工知能)関連のイベント「AI Day」を8月から9月30日へと延期すると発言。またそれにともない、オプティマスを9月30日のAI Dayまでに披露できるかもしれないと示唆しているのです。

 

オプティマスの計画については、2021年のAI Dayでの発表時にはオプティマス風のコスチュームを着た人物がステージに登壇し、ダンスを披露するだけで終わりました。またマスク氏はテスラや宇宙開発企業のスペースXなどの大きな成功例があるものの、発表したまま放置しているプロジェクトが多数あることも、頭に入れておいた方がいいでしょう。

 

テスラといえば、先日には従業員の10%を解雇する予定だとロイター通信が報じたこともあります。オプティマスの披露予定が、このような耳の痛いニュースから目をそらすためのものでないことを祈るばかりです。

 

Source: イーロン・マスク / Twitter