最高にムーディーな立地にあって、内観もシック。そして料理は直球で美味しい中華。

感度の高いふたりが選びたいのは、そんなトレンド最先端の話題店だ。

臨場感あるカウンターで美しい料理が完成されていく様も、デートを盛り上げてくれる。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。




少量多皿の中華料理で注目を集める麻布台『Series』といえば、大人デートに相応しい店。ミシュラン一ツ星も獲得し、いま話題だ。

その系列としてオープンした『蓮 de series』もまた、デートの成功を約束する要素に満ちている。




場所は西麻布の裏通り。

看板のない密やかなロケーションにも心が浮き立つが、ひとたび店に入るとオープンキッチンの心地よい活気に包まれたカウンターが広がり、都会的な艶やかに目を奪われる。




江戸時代のアンティーク棚や柔らかな光を落とすランプに彩られた空間と同様に、中華をベースに和洋の技法や食材、調味料を用いたコースにもセンスが凝縮。

中華でおなじみの料理や食材に洋のエッセンスを加えてアレンジをきかせた、美しいフィンガーフードは、店の代名詞。

右から「初鰹 椒麻 Tartelette」「赤貝 Tapioka」「雲白肉 甜醤油」「四色蛋 Caviar」。




「山形牛サーロイン よだれ牛」は牛肉に空芯菜の新芽を包んだものをピリ辛ダレにつけていただく。

次にそのタレで水餃子を、仕上げはカッペリーニと卵黄、トリュフをあえるという“三段階”のお楽しみが。


少量多皿の華麗なるコースはまだまだ続く!




気仙沼産のフカヒレを使った「フカヒレのリゾット」にもファンが多い。

心地よい歯触りと旨みたっぷりの餡が一体となり、なんともたまらない。




スペシャリテのひとつといえる「和牛ヒレ肉カツサンド 海鮮醤」。

北京ダック風のコクのあるタレをまとった牛カツは、簡単に噛み切れる柔らかさ。

薄めにカットされたパンのおかげでくどさはまったくなく、病みつきになる味わいだ。(料理はすべて16,800円のコースより。)




店を統括するのは写真の金子優貴さん。都内ホテルの中華料理店で腕を磨き、現在は姉妹店『Series』の料理長も兼任する。

シェフはフレンチ出身の中川広志さんが務め、ふたりによって構成される全26品のコースは、食べ手の目と舌をおおいに楽しませる。




驚くべき品数だが、テンポよく繰り出される美食のひとときはあっという間。

経験豊富の大人たちをも飽きさせない、最旬デートレストランはここなのだ。