ラーメンの上に串カツ...だと? 大阪でダイナミックすぎるラーメンが爆誕「新世界の名物になってくれたら」
大阪の観光名所・新世界で奇想天外な新種のラーメンが誕生した。
大阪名物を大胆に使った「串カツラーメン」だ。
その名の通り、串カツをラーメンの上に乗せたダイナミックで奇抜な1品。4月22日から新世界のカフェ「CREAM KITCHEN(クリームキッチン) 新世界店」で発売される。
スープの上に乗せられた串カツの衣が汁に浸からないよう、キャベツの支えを下に配置。ラーメンから取り出して、付属の特製オイスターソースで食べるもよし。あえてスープに浸して食べるもよし。食べ方も自由に決められる。
食べる人の好みに合わせて楽しみ方を変えられる気の利いたところもある。とはいえ、いくらなんでも大胆すぎる......。
こんなラーメンを作った背景には何があったのか。4月19日、Jタウンネット記者がクリームキッチンを取材した。
新世界復活への一手に?
同店の広報担当者によると、串カツラーメン誕生の背景には、ここしばらく続くコロナ禍が関係している。
元々、国内外問わず多くの観光客が集まっていた大阪の新世界。しかし、外国人観光客の減少や飲食店の時短要請などで飲食店が打撃を受けて、街は活気を失っていた。
再び新世界を盛り上げたい――そんな同店の思いに、TikTokで約1000万人のフォロワーを抱えるパフォーマー・Michael Jackton(マイケル・ジャクトン)さんと、かつてTBS系で放送されていた「ガチンコ!」の人気企画「ラーメン道シリーズ」に出演し、ラーメン経営のコンサルティングなどを行う平井孝彦さんが賛同したことで、計画が動き出した。2人とも、大阪出身の人物だ。
「マイケルさん、平井さんと新世界を盛り上げようと話し合う中で、平井さんから串カツラーメンのアイデアが出ました。メニューの見栄えは集客にも影響がありますから重要です。その点、串カツラーメンの見た目はインパクトが大きい。
見栄えから話題になって、新世界の名物になってくれたら、また街が盛り上がるのではないかと考えました」(クリームキッチンの広報担当者)
串カツラーメンには濃厚な牡蠣を使ったスープを使用し、塩味か味噌味かを選べるようになっている。また、ラーメン鉢に入った「Regular Style」だけでなく、クリームキッチンがカフェであることを活かした「Cafe Style」も選択可能。
グラスカップに盛り付けられたかわいらしい見た目は、なにやら人気を集めそうな予感も。
もちろんビジュアルだけでなく味もイチオシ。担当者は
「串カツはソースで食べるのはもちろん、ラーメンに浸しても、衣が柔らかくなって、ダシにつけて食べる感じがしておいしいです」
と説明した。
目と舌を大満足させてくれるラーメンなら、新世界の新名物になる日もそう遠くはないかもしれない。