新納翔写真展「PETALOPOLIS」2022年4月9日(土)から4月26日(火)まで、BOOK AND SONSにて、新納翔氏の写真展「PETALOPOLIS」が開催されている。写真集「PETALOPOLIS」に加えて、新作の「unsustainable」に収録されている作品から約30点を展示。入場無料で作品を鑑賞できる。新納翔氏は、1982年横浜生まれの写真家。2000年に奈良原一高氏の作品に衝撃を受けて、写真の道を志すようになった。2009年から2年間は、中藤毅彦氏が代表を務める自主ギャラリー「ニエプス」でメンバーの1人として活動。かつては“肉体労働者の街”とも呼ばれた東京都台東区の「山谷地区」を撮影するため、約7年にわたり簡易宿泊所の管理人としても働いた。その後は築地市場を撮るため、市場を担当する警備会社に就職。さらにそれからも、常に“内側からの視線”によって、変わりゆく街・都市風景をとらえている。写真集および本展のタイトルである「PETALOPOLIS」は、“「MEGALOPOLIS」の先にあるもの”として、GIGAやTERAよりもさらに大きな単位の“PETA”と合わせた造語。新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言発令下に、人がいなくなった銀座のビル群を目にした新納氏は、それらを現代の遺跡のように感じ、“未来の都市”のように錯覚した。そこで、“今、目の前にある風景”を“ずっと先の都市風景の片鱗”ではないかと予感した新納氏は、“非現実な「現実」の断片”を集めて写真に写し出している。会場のBOOK AND SONSは、タイポグラフィを中心としたグラフィックデザインの本を扱う古書店。「PETALOPOLIS」と「unsustainable」のほかに、「築地0景」「Another Side」「PEELING CITY」などの過去の作品集も販売している。※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認
■期間:
2022年4月9日(土)〜4月26日(火)■開催場所:
BOOK AND SONS
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番■問い合わせ先:
BOOK AND SONS
tel. 03-6451-0845
url. https://bookandsons.com/