AFX通信によると、米半導体最大手インテルは13日、管理部門を対象に1000人の人員削減を発表した。今年初めに発表された包括的なリストラ策の一環。これに伴う金銭的な負担の見込みなどは示しておらず、19日の第2四半期決算とともに詳細を発表する。市場からは一段の追加削減を予想する声があがっており、シンクエクイティ・アナリストのエリック・ロス氏は同社が今後6カ月でさらに9000人の削減を発表するとの見込みを示している。

  同業のAMDとの過酷な価格競争やパソコン向け需要の減少で、インテルは今年4月発表の第1四半期決算で38%の減益を計上、年間10億ドルの経費削減をめざし、大規模 なリストラを打ち出していた。 【了】

■関連記事
インテルのオテリニCEO:大規模リストラ実施へ=先週の大幅減益決算受けて(2006年4月28日)
米インテル、Q1最終益38%減=市場予想と一致(2006年4月6日)