米原油(7日):続落、74.09ドル=時間外で75.55ドルまで上昇
CBS MarketWatchによると、7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月物は、米エネルギー省が6日に発表した週間石油在庫統計で強いガソリン需要が示されたことに加え、北朝鮮が5日にミサイルを発射したことに対し、今後経済制裁が行われる可能性が高まっていることから買われ、時間外取引で一時1バレル=75.78ドルの高値を記録。通常取引でも1バレル=75.55ドルまで上昇した。
しかしその後は、利益確定売りが優勢となり、結局前日比1.05ドル安の1バレル=74.09ドルと続落して引けた。週間では16セント高だった。米労働者が7日に発表した6月の雇用統計で、新規就業者数(非農業部門で軍人除く、季節調整済み)の伸びが市場予想を下回ったことから、景気の縮小懸念が高まったことも売り要因となった。
ガソリン先物は同2.65セント安の1ガロン=2.2325ドルに、暖房油も同5.12セント安の1ガロン=2.0104ドルにそれぞれ続落した。週間では、ガソリンが先週末の終値(2.2188ドル)を上回り、暖房油も同終値(2.0286ドル)をやや上回った。
一方天然ガスは、供給量が豊富なことに加え、当面は米メキシコ湾岸の生産施設がハリケーンによる被害を受けないとの予測から売られ、一時2004年7月以来の安値となる100万Btu=5.47ドルをつけた後、前日比14.1セント安の100万Btu=5.523ドルで引けた。週間では9.5%安だった。【了】
ガソリン先物は同2.65セント安の1ガロン=2.2325ドルに、暖房油も同5.12セント安の1ガロン=2.0104ドルにそれぞれ続落した。週間では、ガソリンが先週末の終値(2.2188ドル)を上回り、暖房油も同終値(2.0286ドル)をやや上回った。
一方天然ガスは、供給量が豊富なことに加え、当面は米メキシコ湾岸の生産施設がハリケーンによる被害を受けないとの予測から売られ、一時2004年7月以来の安値となる100万Btu=5.47ドルをつけた後、前日比14.1セント安の100万Btu=5.523ドルで引けた。週間では9.5%安だった。【了】