ミキ・亜生の才能アリ俳句に兄・昴生「お母さんが書いたんちゃうかな...」

2022年2月25日 17時30分

２月２４日放送の「プレバト！！」俳句査定は、ミキ・亜生の句「春夕焼ラーメン一つに箸（はし）二つ」が才能アリ１位を獲得した。母とフードコートでラーメンを分け合った思い出を詠んだ句だったが、兄の昴生は「宿題とか全部お母さんにやってもらっていたタイプなんですよ。だから、お母さんが書いたんちゃうかな…」と“代筆疑惑”を口にする場面も。しかし、夏井いつき先生は、前回伝授したことを踏まえていると絶賛。「ちゃんと勉強しているのが偉いです！」と濡れ衣を晴らして、亜生の努力を褒め称えた。

「ちゃんと勉強しているのが偉いです！」夏井先生がミキ・亜生を絶賛

今回は「フードコート」をお題に、ランキング戦にハリー杉山、ミキ・亜生、HKT48・矢吹奈子、和田アキ子が挑戦。自信満々の亜生は「ちょっと得意だったかも。10秒、20秒でパパッと書けた！」「ホンマに１位獲れると思います！」と大口を叩いて、才能アリを宣言。

＜才能アリ１位＞
春夕焼ラーメン一つに箸（はし）二つ
ミキ亜生

「よくお母さんと２人でフードコートに行っていたんです。夕方にご飯食べ過ぎると家で食べられへんけど、『お腹減っているからちょっと食べよか？』ってラーメンを１つ頼んで２人で食べたことがあって。高校時代には部活帰りに彼女と食べたこともあったし。いろんな人に当てはまると思うんです」

宣言通り才能アリ１位に輝いた亜生は、両手を挙げて喜びを爆発。しかし、兄の昴生は才能ナシを期待していたのか「違う違う！」と大慌て。「ホンマに亜生が書いた俳句か？」「宿題とか全部お母さんにやってもらっていたタイプなんですよ。だから、お母さんが書いたんちゃうかな...」と"代筆疑惑"まで口にして納得がいかない様子。

夏井いつき先生は「何がうまいかと言うと、中七・下五まで"ラーメン一つに箸（はし）二つ"と情景をアップにしている。箸が２つあるので２人の人物がどういう人なのか、想像させるだけの余白を持っている。"春夕焼"が優しく包んでいく感触もありますね」と解説し、「あなたは"たのしいな"俳句の人ですよね？」とびっくり。

実は前回、先生は亜生に「自分が楽しいなと思うことを中七・下五でつぶやいてから季語を入れる」テクニックを伝授しており、「ちゃんと勉強しているのが偉いです！」と"代筆疑惑"を一蹴。濡れ衣が晴れた亜生は「ありがとうございます！」と笑顔で一礼していた。

東国原英夫の新たな作風を夏井先生が大絶賛「長生きできそうな気がします！」

特待生昇格試験に特待生３級のKis-My-Ft2・北山宏光、名人10段のFUJIWARA・藤本敏史、永世名人の東国原英夫が登場。北山は「牡丹の芽木漏れ日とジェラートの赤」で現状維持、フジモンは「イーゼルに凭（もた）るるメニュー春浅し」で１つ後退を食らって、夏井先生の辛口査定が続く中、東国原も「厳しいですわ...。１文字、２文字の勝負なんですよ」と不安を漏らしながら、挑戦的な一句を披露。

＜掲載決定　残り17句＞
蝶（ちょう）は測るフードコートの奥行を
東国原英夫

「蝶が体育館とかフードコートとかに入ってきて、飛んでいることあるじゃないですか。あれを見ると、僕は間尺を測っているような気になるんですよ。それをストレートに詠みました」

フードコートから蝶に発想を飛ばした一句に、フジモンは「すごいですね！こんなん思いつきます？」とびっくり仰天すると、北山も「いつかは、こういう句を書きたい！」と感心しきり。もちろん夏井先生も掲載決定を告げ、「永世名人の新たな作風！」「フードコートに迷い込んできた蝶をこんな風に感じ取れることが本当に素敵です！」と大絶賛。

先生は「"は"がとても大事なんです。他にもあるけど、"蝶は"と強調して焦点を当てる。大事な字余りの決断です！最後の"奥行を"の"を"という助詞で、余韻もしっかりと表現できている」と解説し、「見た瞬間にうっとりしましたね。こういう句を読ませていただくと、私の血がきれいになっていく。長生きできそうな気がします！」とお褒めの言葉が止まらず。東国原も「先生が若返って良かったです！」と嬉しそうに噛みしめた。

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さて、次回3月3日のお題は・・・