『ドクターホワイト』浜辺美波さんが語る見どころ。「CDTの会話劇がすごくおもしろい」
本日夜10時放送の医療ミステリードラマ『ドクターホワイト』で、謎めいた主人公の雪村白夜を演じる浜辺美波さんに役づくりや作品についてお聞きしました。
謎めいた主人公を、感じたままに演じたい
正体不明で社会性が皆無であるにもかかわらず、驚異的な医療知識と天才的な診断能力をもつ主人公が、医師たちの診断を覆して患者の命を救っていく新感覚の医療ミステリードラマ『ドクターホワイト』。原作は、樹林伸さんの小説『ドクター・ホワイト千里眼のカルテ』『ドクター・ホワイト神の診断』で、主人公の幸村白夜を演じているのは浜辺美波さん。
「ドラマのなかでも、医療ドラマがとくに好きで観ていたので、今回初めて挑戦することができて、すごくうれしいです。原作は1年ほど前に読みました。ひとつひとつのエピソードのおもしろさで人を引きつける、医療ミステリーです。ドラマにも医療用語や難しいセリフがたくさん出てくるので、日々、試行錯誤しながら覚えているところです。私は、イントネーションで苦戦することも多いのですが、最終回までには効率よく覚える方法を見つけられたらいいなと思っています(笑)」
●強く見えて、じつはかわいらしい白夜
白夜は、早朝の公園で白衣1枚を着ただけの姿で倒れているところを、医療雑誌の記者・狩岡将貴(柄本佑)に発見されました。ところが、“白夜”と名乗っただけで、過去はいっさい語らず、一般常識も欠落していて…。喜怒哀楽の感情は理解していませんが、興味のあるものには好奇心旺盛という謎多き女性です。
「白夜は、とても不思議な生い立ちを抱えていて、忖度できないために、一見冷たかったり、強い女性のように見えるのですが、じつはかわいらしい女の子。台本を読むと、将貴さんをはじめ、周りの人と過ごすうちに、かわいらしい部分が引き出されて、純粋な反応やさまざまなことを学んでいく姿が魅力的だと感じました。人間味があるところを自分なりに生かして、感じたままの白夜を演じられたらと思っています」
●CDTの会話劇がすごくおもしろい!笑えるシーンもある
白夜は、高森総合病院院長の高森巌(石坂浩二)に驚異的な医療の才覚を認められ「総合診断協議チーム」(通称CDT)へスカウトされ、CDTのリーダーである院長の娘で内科医の高森麻里亜(瀧本美織)のもと、わずかな情報から複雑怪奇な病気を見抜き、その治療法を見つけ出していきます。ところが、CDTの実態は、皮膚科、脳神経外科、精神科など各科からはみ出したクセの強い医師たちばかりで…。
「CDTの皆さんの会話劇がすごくおもしろいんです。各科の医師を演じている共演者の皆さんがコミカルに会話をポンポン進めていくので、笑えるシーンもある作品になっているのではないかなと思います。最初はすごく緊張しましたが、先輩方に物おじしないで、私自身、やりたいと思っていることをちゃんとやり遂げることが目標です」
医療ドラマに加え、クスッと笑えるエンタメ感、白夜の謎を明かしていくサスペンス、白夜の成長を描くヒューマンドラマとたくさんの要素がつまった本作。新しいスタイルの医療ドラマが誕生しそうです。
『ドクターホワイト』
毎週月曜 夜10 時
フジ=カンテレ系
全国ネット放送中