AFX通信によると、米半導体最大手インテルと独小売最大手メトロが、インテルと競合する企業が製造したコンピューター・プロセッサを搭載した製品について、結託して販売を妨害していたとして、数百万ユーロの罰金が科せられる公算が高まっている。3日付フィナンシャル・タイムズ(ドイツ版)が関係者の話として伝えた。

  ドイツの独禁法当局は、メトロの電子機器購買部門が供給業者に対し、同社が今後米AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイシズ)製プロセッサを搭載した製品を仕入れないと通知する書簡を入手。同文書によると、メトロ傘下の家電量販チェーンとインテルは、同社以外のプロセッサを搭載した製品を販売しないことで合意していたという。【了】