ソウル駅前の広場に設置された新型コロナウイルスの臨時検査所=16日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は16日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から4194人増え、累計69万2174人になったと発表した。重篤・重症患者は612人で、3日連続の600人台。

 1日当たりの新規感染者は前日より229人減ったが、1週前の9日より823人増えた。

 新規感染者は先月からの防疫措置の強化やワクチンの3回目接種の拡大により感染拡大がいったん落ち着きを見せ、3000人台まで低下したが、変異株「オミクロン株」の感染が急速に広がり、5日連続で4000人を上回っている。防疫当局はこの1週間の感染者にオミクロン株が占める割合が5割を超え、感染者が2月末に2万人、3月末に3万人以上に達する可能性もあると分析している。

 このような状況を受け、政府は17日から来月6日までの3週間は私的な集まりの人数制限を現行の4人から最大6人に増やす一方、飲食店やカフェなどの営業時間は引き続き午後9時までに制限すると決定した。

 重症者が減り、重症病床の使用率は30%台と安定的な水準を維持している。

 死者は29人増え、計6310人となった。