真っ赤な三菱「ジープ」がSNSで話題! 30年以上も現役で活躍する消防車の正体とは

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富山県の消防署で活用されている真っ赤なジープとは?

 日常生活において、消防車のサイレンを耳にすることや、消防車が走行しているところを目にすることがありますが、多くの人が想像する消防車は赤のはしご車やポンプ車でしょう。
 
 そんななか、富山県高岡市にある伏木消防署では、珍しい消防車が活躍しているとSNS上で度々話題になっています。

これは珍しい! 30年以上にわたり活躍する三菱「ジープ」(画像提供:高岡市消防本部)

 伏木消防署に配備されている消防車は、三菱「ジープ」というモデルで、消防車特有の真っ赤なボディーカラーが施されています。

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 高岡市消防本部総務課の担当者によると、伏木消防署にあるジープは、1990年12月に配備されて以来、現在に至るまでさまざまな用途で活用されているそうです。

 30年以上にわたって地域の防災活動に貢献していることから、地元高岡市の名物として、街の人々に愛されています。

 さらに、三菱ジープは1998年に生産終了し、2001年に販売も終了しているため、現存する車両としては非常に貴重な存在です。

 そうしたなかで高岡市の名物ともいえるジープは、伏木消防署でどのような役割を果たしているのでしょうか。

 一般的な消防車の役割は車両によって異なり、例えば消防ポンプ車は、消火栓や防火水槽などから水を吸い上げ火事を消すという、消防車の要といえるような役割を担っています。

 はしご車は、ビルなどの高層建物から人を救助したり火を消しすという役割を果たしています。

 一方、三菱ジープの使用用途について、前出の担当者は、「ほかの消防車やはしご車、救助工作車、救急車など、すべての車両に指示を与える指揮車の役割を果たしています」と話します。

 また、同様に前出の担当者は「指揮者車として指揮隊員の輸送や立入検査や広報活動に使用したり、出所式では車両隊の先導車両ともなっています」といいます。

 珍しい消防車両であることを活かして、広報活動や出所式での先導車両という役割を担っているようです。

 そんな伏木消防署で大活躍しているジープですが、地元の人や世間からはどういった声が上がっているのでしょうか。

 前出の担当者は「庁舎見学にいらっしゃった市民の方々から、『赤いジープは珍しい』『レトロな雰囲気が良い』というような声をいただいています」と話します。

 続けて、「県外のお客さまから、写真を撮らせてほしいというお問い合わせをいただくこともあります」といいます。

 伏木消防署で活用されているジープは、地元市民だけではなく、県外のお客様からも人気が高いことがうかがえます。

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 約30年もの間、伏木消防署で活用されており、高岡市の名物となっているこの真っ赤なジープ。

 高岡市を訪れた際には、探してみても良いかもしれません。