白だしとは?原料や使い道をマスターして定番調味料にしよう!
白だしの原材料は?
白だしは、昆布やかつおぶし、しいたけなどから取るだし汁に、白しょうゆや薄口しょうゆやみりんなどの調味料を加えた和風の万能調味料です。だしの風味がしっかりと感じられるだけでなく、しょうゆやみりんなどで味付けされているため、白だしさえあれば簡単に味が決まります。
白だしを使うメリット
味付けが簡単で時短が叶う
白だしを使えば、かつおや昆布からだしを取る必要がなく手軽にだしの旨味を味わえます。味もしっかりついているため、しょうゆやみりんなどの調味料いらずで味が決まるのも白だしの魅力です。透明なので味が薄そうに見えますが、塩分はしっかり入っているので物足りなさは感じません。
色がつかない
白だしの原料となる白しょうゆや薄口しょうゆは、普通のしょうゆに比べて色が薄いため、白だし自体の色も薄く透明感があるのが特徴です。濃口しょうゆを使うとどうしても茶色っぽい料理になりますが、白だしを使えば素材の色を生かした上品な仕上がりになります。料理を色鮮やかに見せたいときや、素材の色を生かしたいときにおすすめです。
上品な味わいになる
白だしを使えば、簡単に料亭のような味わいが楽しめます。和食の職人も活用しているほど本格的な味わいで、料理初心者の方も手軽にプロのような味を出せる点がメリットのひとつ。手作りのだしは濃度によって味にぶれが出やすいのが和食のむずかしいところですが、白だしを使えば誰が作っても味がぶれずに上品な味わいが楽しめますよ。
白だしを使用する料理
白だしは、だしの味と食材の色を生かしたい料理に向いています。茶碗蒸しやだし巻き卵は、白だしを使うことで卵の黄色い色が映えておいしそうに仕上がります。汁物に白だしを使うと、澄んだ上品な汁が楽しめます。お吸い物やうどんのような麺類も、透き通っただし汁でいただけますよ。
食材に茶色い色をつけることなく仕上げられるため、野菜の煮物や鍋物も素材の色を生かした鮮やかに仕上げることができます。
手作りもできる!白だしの作り方
材料
・かつおぶし……10g
・昆布……5cm角
・みりん……100cc
・酒……100cc
・薄口しょうゆ……大さじ1杯
・塩……大さじ1杯
・水……400cc
作り方
1. 水に昆布をつけ、30分からひと晩置き、だしを取ります。
2. 1を火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出し、みりんと酒と薄口しょうゆを加えます。沸騰したら1分程煮詰めてアルコールを飛ばします。
3. 火を止めてかつおぶしを加え、かつおぶしが沈むまで10分ほど置いておきます。
※かつおぶしは火を止めてから入れましょう。火がついたまま入れると、かつおぶしの香りが消えてしまいます。また混ぜるとえぐみが出てしまうので、静かに置いておくのがポイントです。
4. キッチンペーパーをしいたざるで濾します。白だしを使う際は、用途に合わせて希釈してくださいね。
白だしがない場合の代用方法は?
白だしがないときは、めんつゆや粉末だしで代用可能です。めんつゆは白だしとほとんど同じ作り方ですが、濃口しょうゆを使用している点とみりんや砂糖が多く入っているため甘味が強い点が白だしとは異なります。甘味をつける煮物のような料理や色が濃くなっても問題がない場合はめんつゆで代用できますよ。
一方粉末だしの白だしとの違いは、しょうゆが含まれていないこと。粉末だしには、粉末状のかつおだしや塩、少量の砂糖などが含まれていることが多いのが特徴といえます。白だしの代用として使う場合は、しょうゆや塩を加えて塩味をプラスするとよいでしょう。
白だしで気軽に本格料理を楽しもう!
白だしは素材の色を損なわずに、簡単に味付けが決まる万能な調味料です。たくさんの調味料をそろえなくても、誰でも本格的な料理が作れますよ。白だしは和食だけでなく、洋食のスープやパスタなどさまざまな料理に活用できます。
今まで白だしを使っていなかった方も、ぜひおうちの定番調味料として気軽に活用してみてくださいね。一度使うと手放せなくなるくらい、日々の料理で活躍してくれますよ。