A.B.C-Zが迎える勝負の年!デビュー10周年に集結したビッグネーム

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 司会から食レポ、ロケやひな壇ほか、何でも器用にこなすため、バラエティ番組で引っ張りだこのA.B.C-Z・河合郁人。ソロのメディア出演数アップと裏腹に、A.B.C-Zの楽曲セールスは芳しくない。ジャニーズ初のDVDデビューを果たした後の15年9月に、ファーストCDシングル「Moonlight walker」をリリース。これまでに11枚を発売したが、首位を獲ったのは3タイトルだけ。初登場トップが当たり前となっているジャニーズグループのなかでは寂しいセールスだ。

 しかし、制作陣営は実に個性的で、ジャニーズ初が多い。

「今年9月1日にリリースしたシングル『夏と君のうた』は、作詞がお笑いコンビのスピードワゴン・小沢一敬、作曲が奥田民生。ジャニーズ初の組み合わせでした。メンバーの橋本良亮の主演ドラマ『痴情の接吻』(テレビ朝日系)の主題歌で、放送時は作詞・作曲家の名前が伏せられており、発売と同時に解禁されました」(音楽ライター)

 来年2月1日はデビュー10周年。それに伴い、勝負の1年である今年は「Z PROJECT」を決行中。コラボソングはその一環だった。今年4月に発売したシングル「Nothin’ but funky」は、GLAYのTAKUROがジャニーズグループに初めて楽曲を提供。TAKUROと気心の知れた作詞家集団「Jane Doe」が作詞を担い、PUFFYの大貫亜美も名を連ねた。

 昨年10月に発売したシングル「頑張れ、友よ!」は、メンバー主演の映画「オレたち応援屋!!」の主題歌だった。作詞家としてオファーしたのは、江頭2:50だった。

「こちらも初の顔合わせ。江頭も作詞初挑戦でした。東京事変として活動中の亀田誠治がアレンジを担当。こちらも初タッグです」(前出・音楽ライター)

 19年には、東海地方の情報番組「デルサタ」(メ〜テレ)で共演していたお笑いコンビのよゐこ・濱口優がエグゼクティブプロデューサーに就任して、番組発の主演映画「ぼくらのショウタイム」が公開されている。

 スピワ、江頭、よゐこといった人気芸人の力を借りていたA.B.C-Z。アニバーサリーイヤーには、豪華な布陣に伴う好セールスを期待したい。

(北村ともこ)