真岡市の市歴史資料保存館に設置されていた二宮金次郎の銅像がなくなっていたことが分かりました。

銅像は高さ1メートルほどで台座の上に設置されていて、警察が窃盗事件として捜査しています。

像が盗まれたのは真岡市の旧物部小学校高田分校、現在の歴史資料保存館です。

真岡市の教育委員会によりますと、3日午後に銅像がなくなっていることに住民が気付き警察に届けました。

保存館を管理する教育委員会にも4日に報告があり、警察官と教育委員会の職員が被害を確認し、教育委員会が警察に被害届を提出しました。

保存館は廃校を活用した無人の施設で入り口の門には鍵が掛かっていませんでした。

真岡市によりますと、10月に市内の公共施設の銘板がなくなる被害を確認していて、市の教育委員会は市内の学校など同じような像のある施設に注意を呼びかけています。

教育委員会の担当者は「一番いいのは銅像が戻ってくることだが、他の施設が被害に遭わないよう努めたい」と話しています。