秋の褒章 栃木県内関係15人
その道一筋に尽くした人の功績をたたえる秋の褒章の受章者が発表されました。
県内関係では15人が受章しています。
県内では農業や商業などその道一筋に業務に励み他の模範となった黄綬褒章に3人、公共性の高い業務に力を尽くした藍綬褒章に11人、そしてスポーツ分野で功績を挙げたとして東京オリンピック・柔道男子60キロ級金メダリスト、下野市出身の高藤直寿選手が紫綬褒章を受章しています。
大田原市北金丸の古内薫さん(81)は、県小売酒販組合連合会の会長を務め黄綬褒章を受章しました。
3代目の店主として切り盛りする「古内勇商店」は1918年、大正7年に東野鉄道が開通した際に陸軍の貨物取扱店「金丸運送屋」として開業しました。
運送業から商店となった後は開業時の名残で「金丸うんそや」に店名を変えて営業を続け、現在も地域の人から当時の呼び名で親しまれています。
1968年に東野鉄道が廃線となり町の賑わいは移りましたが、商店は今でも地域コミュニティの中心となっています。