エメリヤーエンコ・ヒョードル【写真:Getty Images】

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既に引退を表明、母国最終戦で圧巻の勝利

 格闘技イベント「PRIDE」などで活躍し、日本でも高い人気を誇った45歳エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)が24日、母国で行われた総合格闘技「ベラトール」で初回KO勝ちを収めた。ヘビー級2位のティム・ジョンソン(米国)を左右のフックで沈めた映像を大会公式SNSが公開。海外ファンからは「エグいコンビネーションだ」「いまだ野獣」などとコメントが書き込まれている。

 45歳、引退を表明している男とは思えない。初回、ヒョードルは接近戦から左、右と強烈なフックを連発。これがともに相手の顔面をとらえた。ジョンソンは後ろ向きにのびるかのようにダウン。実況席、観客からも興奮の声が上がる中、追撃に向かおうとするヒョードルをレフェリーが止めた。開始106秒での見事なKO勝ちにも、ヒョードルは軽く右拳を握りしめるだけだった。

 実際の映像を「ベラトール」公式ツイッターが公開。文面には「ラストエンペラーがモスクワでKOを決める。ヒョードルにとって最高の瞬間となり、ベラトールとしても初のロシア大会であり、歴史的な日となった」とつづった。

 既に引退を表明しており、これが母国での最終戦だったが、海外ファンからは「私がMMAを見る理由」「史上最も偉大だ」「相手は何歳だ?」「エグいコンビネーションだ」「この男は未だ野獣だ」「本当に美しい」「なんというレジェンド」「クリーンショット!」などと驚きの声があがっている。(THE ANSWER編集部)