三菱電機は、2022年4月1日付で三菱電機コントロールソフトウェア、メルコ・パワー・システムズなどのソフトウエア設計子会社6社を経営統合した新会社への再編を19日に発表した。

会社再編の流れ(同社資料より)


再編されるソフトウエア設計子会社は、三菱電機コントロールソフトウェア、メルコ・パワー・システムズ、三菱電機マイコン機器ソフトウエア、三菱スペース・ソフトウエア、日本アドバンス・テクノロジー、三菱電機メカトロニクスソフトウエアの6社。同社が6月に発表した「2025年度に向けた中期経営計画」(PDF)における経営基盤強化の施策の1つで、新会社にソフトウエアに関する技術や知見を結集しクラウド、AI、画像処理、セキュリティーなどのソフトウエア先進技術領域の研究と技術導入、統合ソリューション化とそれらを担う人材強化を図る狙いがある。

同社では、社会インフラ、宇宙・防衛、自動車機器、空調機器、FA(Factory Automation)システムなどの事業領域に対応するべく新会社の社内組織を「社内インフラ部門」、「モビリティ部門」、「電子システム部門」、「ライフ・インダストリー部門」の4つの部門に再編し、重点事業への競争力強化と高付加価値化を目指す。