【日本代表レポート】日本代表が地理的不利を解消しない理由
森保一監督は26日、2022年カタールワールドカップアジア最終予選、9月2日のオマーン戦と7日の中国戦に向けてのメンバーを発表した。
オマーンには2019年アジアカップで対戦したときPKの1点だけで辛勝した。当時と監督も選手も変わっていて「チーム力は上がっている」(森保監督)と分析しており、今回は日本戦に向けて1カ月準備しているという。
中国は「今把握しているの中では4名の帰化選手」(同監督)がいて、帰化選手のアタッカー陣を中心に攻撃してくると予想されている。また、2週間の準備期間を持って試合に最終予選に臨んでくる予定だ。
一方の日本は30日から選手が集合しはじめる予定になっている。またヨーロッパから18人の選手が一度日本に帰国して時差調整をしつつ、オマーン戦を戦った直後にドーハに出発し、再度時差調整と気候への対応を行った上で中国戦を戦うことになる。一方の中国は9月の最終予選2試合をカタールのドーハで戦うのだ。
もし日本もホームゲームをドーハで開催すれば、ヨーロッパからの時差も少なく移動時間を減らすことも出来る。日本はなぜそのような対策を取らないのか。
反町康治技術委員長はその理由を「試合を見てもらいたい」からだと説明した。
「そういう考え方はなくはないですが、我々としては日本のホームにいろいろな意味でアドバンテージがあると思いますし、日本のサッカーファンの方にも真剣勝負を見ていただきたいという考えもありますので、今のところそういう考え方は持っておりません」
「もちろん移動等で大変なことはありますが、国内の選手もいますし、そういう選手も含めて日本でいい活動をして、本来は中国に行くところをカタールに行くことになったと考えて活動していくしかないと思います」
無観客だった五輪のときは観客の存在によるアドバンテージを日本男子代表は得られなかった。今回は無理をしてでもファンの後押しがほしいと判断したのだろうが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念される。
【テキスト:森雅史/日本蹴球合同会社】
オマーンには2019年アジアカップで対戦したときPKの1点だけで辛勝した。当時と監督も選手も変わっていて「チーム力は上がっている」(森保監督)と分析しており、今回は日本戦に向けて1カ月準備しているという。
中国は「今把握しているの中では4名の帰化選手」(同監督)がいて、帰化選手のアタッカー陣を中心に攻撃してくると予想されている。また、2週間の準備期間を持って試合に最終予選に臨んでくる予定だ。
もし日本もホームゲームをドーハで開催すれば、ヨーロッパからの時差も少なく移動時間を減らすことも出来る。日本はなぜそのような対策を取らないのか。
反町康治技術委員長はその理由を「試合を見てもらいたい」からだと説明した。
「そういう考え方はなくはないですが、我々としては日本のホームにいろいろな意味でアドバンテージがあると思いますし、日本のサッカーファンの方にも真剣勝負を見ていただきたいという考えもありますので、今のところそういう考え方は持っておりません」
「もちろん移動等で大変なことはありますが、国内の選手もいますし、そういう選手も含めて日本でいい活動をして、本来は中国に行くところをカタールに行くことになったと考えて活動していくしかないと思います」
無観客だった五輪のときは観客の存在によるアドバンテージを日本男子代表は得られなかった。今回は無理をしてでもファンの後押しがほしいと判断したのだろうが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念される。
【テキスト:森雅史/日本蹴球合同会社】