今年一のヒットコンビニパン!?「ファミマ・ザ・メロンパン」がおいしい理由

2021年8月20日 19時33分

発売後2週間で255万個を販売！究極のメロンパン

ファミリーマートの数あるパンのなかでも人気の高い「ファミマ・ザ・メロンパン」。2021年3月23日の発売後、4月4日までのわずか2週間で、約225万個を販売したヒット商品です。

こだわりの厳選素材を使い、パン生地とクッキー生地の食感にこだわった、ファミマの威信をかけたこだわりメロンパン。普通のメロンパンとどう違うの？の疑問にもお答えします。

ファミリーマート「ファミマ・ザ・メロンパン」

メロンパンといえば、サクサクのクッキー生地とふわふわのパン生地が織りなすハーモニーが誰もを魅了する、王道菓子パンですよね。子どもから大人まで、あの味と食感が嫌いな人はいないのではないでしょうか。それだけにコンビニ各社、独自のこだわりを詰め込んだメロンパンを競うように開発しています。

この記事でご紹介する「ファミマ・ザ・メロンパン」もそのひとつ。パッケージ表面に堂々と “売れ筋人気！” の印字されている通り、味には相当の自信があるようですね。

発酵バターとふたつのこだわり製法

原材料をチェックしてみましょう。国内製造の小麦粉、糖類、卵、糖加工品（砂糖、加工油脂）、ショートニング、バター、マーガリンなど一般的なメロンパンの材料とそう変わらないようです。

ファミマ・ザ・メロンパンのこだわりは、バターとふたつの特殊製法にあります。バターはフランス、ノルマンディー産の発酵バターを使用。一般的なバターと違い香りに特徴がある発酵バターはパンや焼菓子に多く使われるバター。素材自体が高価なのでコンビニプライスの商品には扱いにくいのですが、安心の118円。これはありがたいですね。

時間が経ってもサクサク感をキープ

さらにもうひとつのこだわりが、その製法。メロンパン最大の魅力であるクッキー生地には、水分の吸収を抑える製法を採用し、時間が経ってもサクサク感がキープできるよう工夫を凝らしているのだとか。

パン生地には長時間発酵種とパネトーネ種を配合し、しっとりとした食感を狙っています。サクサクとしっとり、相反する食感のメロンパンがどんな味か気になりますね。

割と大きめサイズでお値段は税込118円、1個あたりのカロリーは403kcalでした。

サクサク感が別格！なのにパサパサしていない

サクサクにこだわったというクッキー生地は、手で持った感じでもその食感が伝わってきます。グラニュー糖はまぶさないタイプで溝が深く、なんだかビジュアルも貫禄がありますね。

クッキー生地のサクサク感は、手で割ってみるとわかりました。ご覧の通りほろほろと崩れることからも分かるように、生地の水分を吸収することなくサクサクをキープ。むしろ食べるときにこぼさないよう注意が必要なレベルです。

気になる味は、パサパサ感や粉っぽさを感じることのない、実においしいクッキー生地でした。発酵バターがほんのりと香り、まるでベーカリーで売られているメロンパンのよう。これがコンビニで118円だなんて！

ふわふわの生地にも注目！

サクサクのクッキー生地ばかりに注目していましたが、意外にも驚かされたのがパン生地。長時間発酵種とパネトーネ種を配合し、しっとり焼き上げたという生地はふわふわ、ほわほわ。クッキー生地はおいしいけどパン生地が残念……というメロンパンも少なくないので、うれしいサプライズでした。

一般的にパネトーネ種を使うと、発酵熟成する間に旨みを引き出す酵母ができ、生地そのものがおいしく仕上がる働きがあるのだそうです。そのことを念頭に置いてまたひと口ほおばると、言われた通り噛めば噛むほど芳醇な香りと自然な甘みが口いっぱいに広がりましたよ。

サクサククッキー生地とふわふわほわほわのパン生地が、絶妙なハーモニーを奏で、まさに究極のメロンパンといったところ。パッケージの “売れ筋人気！” の文字にも頷けます。

このメロンパンはただものじゃない！

フランス、ノルマンディー産の発酵バターを使用し、長時間発酵種とパネトーネ種を組み合わせてふわふわに焼き上げた生地と、水分を吸収しにくい特殊製法で作ったクッキー生地を組み合わせた無敵のメロンパンは、 “ファミマ・ザ” を名乗るのにふさわしいパンでした。

おいしさはコンビニレベルを越えていますが、お値段はお手頃プライスなので、安心して楽しめるのも魅力。たかがメロンパン、されどメロンパン。ぜひ一度お試しください♪

※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。