『劇場版 ルパンの娘』 観月ありさ

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10月15日(金)公開の映画『劇場版 ルパンの娘』に、市村正親と太田莉菜が出演していることがわかった。

『ルパンの娘』は、横関⼤氏の同名⼩説を原作に、深⽥恭⼦演じる泥棒⼀家“Lの⼀族”の娘・三雲華と、瀬⼾康史演じる警察⼀家の息⼦・桜庭和⾺の恋を描いた作品。2019年7⽉よりドラマ第1シリーズが放送され、2020年10月から始まった第2シリーズが本日12⽉3⽇の第8話で最終回を迎えた。テレビシリーズの続編にして、最終章となる『劇場版 ルパンの娘』では、主演の深⽥恭⼦のほか、瀬⼾康史、橋本環奈、⼩沢真珠、栗原類、どんぐり、⼩畑乃々、藤岡弘(特別出演)、⼤貫勇輔、信太昌之、マルシア、我修院達也、麿⾚兒、渡部篤郎、市村正親、太田莉菜らが続投。映画『テルマエ・ロマエ』シリーズを⼿掛けた武内英樹監督が演出、TVドラマ『僕たちがやりました』や『グッド・ドクター』などの徳永友⼀氏が脚本を手がける。


観月は、本作のスペシャルゲストとして、“もう一人のLの一族”三雲玲役で出演。三雲玲は三雲尊(渡部篤郎)の妹で、泥棒一家“Lの一族”の中でも抜きん出た天才的な泥棒センスの持ち主という役どころ。家族の反対を押し切り一族を離れ、普通の生活を送っていたはずが、ある事件をきっかけに姿を消し、後に死んだとされていた。ドラマ『ルパンの娘』シーズン2の終盤で、その存在が明かされた人物だ。

観月ありさ、稲葉直人プロデューサーのコメントは以下のとおり。

観月ありさ(三雲玲役)

シーズン1・2と大変人気のある作品で、私自身も一視聴者として観ており、笑いあり、ミュージカルありの自由に表現される世界観がとても楽しいドラマだなと思っていたので、参加できてとても嬉しかったです。まさか自分が泥棒スーツを着ることになるとは思いも寄らず、全身ピチピチなので緊張感と若干の恥ずかしさがありました。武内監督とはおよそ20年ぶりにご一緒し、色々なパターンの芝居をみせながら阿吽の呼吸で撮影が進み、安心して芝居に臨むことができました。私が演じた“もう一人のLの一族”である三雲玲は(華たちの)敵なのか味方なのかわからない、物語をかき回すキーパーソンです。スタント無しで挑んだアクションシーンにも注目して楽しんでいただければと思います。

――休業中の深田恭子へのお見舞いコメント。

深田さんの休養のお知らせを受けて、とても心配ですが、今はどうかゆっくり休んでもらいたいなと思います。

深田さんと共に作り上げた、『劇場版 ルパンの娘』がお客様のもとに届く日を楽しみにしています。

稲葉直人(プロデューサー)

今回の三雲玲という役は、物語のカギを握る重要な役というだけでなく、陰と陽の二つの顔を演じ分けながら、「圧倒的な存在」として映画の世界を生きてもらわなければなりませんでした。さらに20代から60代までを演じなければならず、泥棒スーツなどの特殊な衣装やアクションもあり、かなり大変な役どころ。これらすべてを満たしてくれる女優さんはそうそういません。キャスティングは難航を極めるはずでした。ところが今回ばかりは極めて運命的に決まったのです。キャスティング打合せの休憩中のときのこと。「この役は観月さんに演じてもらえたらな。でも断られるかな…。」そう思いながらスタジオの廊下を歩いていると、目の前にご本人が現れたのです!別のドラマの撮影でいらしていたのですが、「これはもう運命だ!」と勝手に盛り上がってしまいました。しかも「また一緒に仕事できたらいいですね」とおっしゃっていただけるではありませんか。その言葉にすぐに飛びついたことは言うまでもありません。

撮影現場での観月さんは、苦しそうな表情をされることも一切なく、常に楽しそうにされていて、やはり器の大きさが違うなと思いました。まさに三雲玲という役にふさわしく、本当に観月さんでよかったなと映画の完成が近づいた今、改めて実感しています。

『劇場版 ルパンの娘』は10月15日(金) 全国ロードショー。