大嶋一生市長の死去に伴う日光市長選挙が16日に告示され、保守同士の新人2人による一騎打ちの選挙戦に突入しました。

日光市長選挙に立候補したのは届け出順にいずれも新人で前の市議会議員の粉川昭一候補(57)、元副市長の阿部哲夫候補(71)の2人です。

16日、午前9時過ぎ日光市木和田島の選挙事務所で行われた粉川候補の出陣式には地元選出の県議会議員や市議会議員、支援者などおよそ150人が応援に駆け付けました。

粉川候補は大嶋市政を引き継いで市の行財政改革を進めるほか、喫緊の最重要課題としてワクチン接種などのコロナ対策を挙げ、「迅速に進めていく」と訴えました。

阿部候補の出陣式は密を避けるため3カ所に分けて行われ、午前11時から東武日光駅前で行われた出陣式には県内選出の国会議員や阿部候補を推薦する自民党の県議会議員などが集まりました。

阿部候補は重要政策として新型コロナウイルス対策と財政再建対策を掲げ「経験と人脈を生かして日光市を立て直せるのは自分しかいない」と意気込みました。

日光市長選挙は今月23日に投開票が行われます。