ホタテの「知られざる秘密」 目が60〜120個!泳ぐ速さは50キロ...解説イラストが話題に
シーフード界で圧倒的な人気を誇るホタテ。貝柱を炊き込みご飯にしたり、そのまま焼いてバター醤油でいただいたりと、特に貝類の中ではトップクラスの人気者だ。
今回、そんな身近なホタテの「知られざる秘密」を解説したイラストが、ツイッターで話題となっている。それがこちらだ。
ひぇっ......全部「目」だったの、アレ?(以下、画像はさかなのおにいさん かわちゃん@sakana_broさん提供)
ホタテの身の部分を見ると、端っこの方にビラビラした部位、貝ひもがある。その貝ひもには黒い点々模様が付いているのだが......これ、実は全部「目」なんだそうだ。
「ミテイルゾ...」と何やら不穏なことをつぶやくホタテのイラストの下には、「目が60〜120個ついている」との文言も。小さな目玉が120個も付いているんだと思うと......これからホタテの貝ひもを食べる時、ちょっと食べづらくなりそうだ。
こちらのホタテの解説イラストに対し、ツイッター上では、
「こわっ!?」
「びらびらに目がめちゃくちゃついてるの知らなかった!」
「食卓にホタテがあったら目の数を得意げに言って、想像されてドン引きさせる自信ある」
といった声が寄せられている。
本気を出せば時速50キロで泳げる貝
名誉北海道民の皆さんも知らないホタテの話 pic.twitter.com/Byz6zsTfbZ
— さかなのおにいさん かわちゃん(@sakana_bro) March 25, 2021
こちらのイラストは、2021年3月25日に「さかなのおにいさん かわちゃん」(@sakana_bro)こと川田一輝さんがツイッターに投稿したものだ。
「興味の入り口を作ること」をモットーに、普段からさかなの面白い生態を4コマで描いてツイッターやインスタグラムで公開しているという川田さん。
川田さんは同じツイートで、ホタテの「目」について説明したもの以外にも、ホタテの生態を解説するイラストを投稿している。
たしかに「やばい」秘密だ
「目が60〜120個もある」というのも驚きだが......。
ホタテはマッチョマンだった
なんと、貝でありながら時速50キロで泳ぐこともできるほどの「マッチョマン」らしい。貝というと海底でじっとしているイメージしかなかったので、これには驚きだ。
これがホタテの中身だ!
他にも、「煮つけが美味しい生殖層」や「食べたらお腹をこわす中腸腺(うろ)」といった具合に、ホタテの中身を部位ごとに説明したイラストも。
ホタテのあの硬い貝殻は、先ほども登場した「目」が付いている外套膜(貝ひも)が作っているという。あのビラビラには、実はこんな大切な役割があったのか。
ユーモアあふれる絵と分かりやすい解説文のおかげで、ホタテのことをより詳しく知ることができるイラストだ。
魚を好きになる人が増えてほしい
それにしても、今回こうしてホタテの生態を解説しようと思ったきっかけは何だったのか。Jタウンネットは27日、投稿者の川田さんに話を聞いた。
今回投稿したイラストを描いたのは去年のこと。川田さんは、
「北海道の友人と話していた時に『ホタテのウロって食べてもいいの?』と聞かれたので、意外と知らないことがあるのかも?と名誉北海道民がトレンドに入っていたタイミングで(改めて)投稿しました」
とツイッターに投稿した経緯を述べた。
イラストはすべて川田さんが描いているといい、
「大人も子どもも楽しめるさかな4コマ図鑑を作りたくて、普段からいろんな水辺の生き物を網羅しています」
とのことだ。
解説イラストに対するツイッターでの反響に対し、川田さんは、
「『ホタテガイのヒモには目が120ある』って聞いて怖くて食べられなくなった!!というクレームがありました。笑
いつもそうですが、僕よりも遥かに詳しい方が多くて『海は広いなぁ』と感じております。発信することで新しいことを知れたり、繋がれる人が増えるので、これからも発信を続けたいですね。魚を好きになってくれる人が増えて、魚食が進んだり、水族館に足を運ぶ人が増えたり、海が綺麗になれば、それが一番嬉しいです」
とコメントしている。