青森県の特産品としてまず思い浮かぶものと言えば、リンゴだ。「青森県と言えばリンゴ」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。

今回、青森県の観光企画課がそんなリンゴをモチーフにしたとあるグッズを紹介し、ツイッター上で話題になっている。それが、こちらだ。


リンゴの皮にそっくり!(以下、画像はまるごと青森(@marugotoaomori)のツイッターより)

写真にあるのは、クルクルとらせん状にして置かれている、赤色の帯のようなもの。赤色の帯の両端をよく見てみると、ところどころ不規則に白色になっている。

こちらは、リンゴをナイフでショリショリと剥いた時にできるような「皮」をモチーフにしたマフラーなのだ。普通のマフラーと違って太さが一定ではないところが、まるで本物のリンゴの皮のようだ。

こちらの「りんごの皮マフラー」に対し、ツイッター上では、

「アイデアが最高です。斬新で素晴らしすぎる...」
「本当に剥いた皮みたいにギザギザと不揃い!可愛い」
「え、可愛い!普通に欲しいんだが...!」

といった声が寄せられている。

リンゴの表面の白い斑点も再現

話題になっているのは、青森県観光企画課の公式ツイッターアカウントのまるごと青森(@marugotoaomori)が2021年3月16日に投稿した画像。Jタウンネットは17日、同課のまるごと青森情報発信グループに取材した。

取材に応じた担当者によると、こちらの「りんごの皮マフラー」の企画は2021年2月ごろから始まったものだという。

「そもそもの始まりは2020年の10月ごろ、私たちスタッフが『青森県といえばリンゴだろう』ということで、何かリンゴをテーマにしたPRができないかと意見を出し合ったことです。そうして話し合いを重ねていき、2021年の2月に『マフラー』という形にまとまりました」(担当者)

その後、東京都内のクリエイターに外注する形で「りんごの皮マフラー」が制作されたとのことだ。制作に至った背景について担当者は、「りんごをきっかけに青森のことを広く知ってもらいたい、身近に感じてもらいたいと考えた」と述べた。マフラーの制作は、そのためのPRの一環だったという。

また、制作あたってこだわったポイントとしては、

「マフラーの形は実際に本物のりんごの皮を剥き、その皮をスキャンして形の参考にしています。マフラー表面には、本物のりんごと同じように『果点』という表皮の白い斑点をイメージした模様も入れています」

と説明。できる限りリアルなリンゴの皮に見えるようにと、細部までこだわって作ったそうだ。

ちなみに、こちらのマフラーは今回のために作られた一点物で、現状は一般に販売していないとのことだ。


あったかそうだ!

担当者はツイッターでの反響について、

「ここまで大きな反響をいただけるとは思わず、素直に驚いています。マフラーだけでなく、実際にりんごが実っている様子も『可愛い』と思いますので、コロナ禍が落ち着いたらぜひ、青森のりんご農園にも足を運んでもらえると嬉しいです」

とコメントしている。