「SDGs」とは、2030年を達成期限とした国際社会の共通目標のこと。
食品ロスを減らす、プラスチックゴミを減らすなど、暮らしのなかでできることはたくさんあります。
ここでは実際にみんながやっている工夫を集めました。

ESSE公認インスタグラマーも始めてる!暮らしのなかの「SDGsなこと」



「SDGsなこと、なにかやっていますか?」と聞いてみたら、地球環境に優しいだけでなく、自分の暮らしが楽しくなりそうなアイデアが集まりました!

●子どもと一緒に「キッチン菜園」を楽しむ&食べきれない果物は「まるごと冷凍」でロスなし!




みんなのSDGs活動

<@nonninaayaさん>

「ニンジンの端っこや豆苗の根などを水につけて成長させる『再生野菜』を育てています。生ゴミも減らせるし、節約にも。子どもには、ぐんぐん伸びる豆苗が大人気! 自分で育てた野菜は、喜んで食べます。植物が育つ過程を見ることで、食べ物の大切さを自然と学んでいるようです」

容器は不用なガラスビンを利用。毎日成長を見るのが楽しみに。


「果物はまとめて買うと割安ですが、食べきれなくて腐らせてしまうことも。そこで、食べきれない分は皮をむかず丸ごと冷凍庫に。半解凍でシャーベットのように食べたり、スムージーやジャムにしたり。キウイ、アボカド、洋ナシなどがおすすめ」


冷凍したものは食べる前に水に数分浸すと、切れ込みから簡単に薄く皮がむけます。
半解凍状態でヨーグルトやデザートにのせても、おいしい。

●スマホの充電はソーラーライトに替えました




<@___a.y.a.k0uchi__さん>

「『エムパワード』のライトは、電気のいらないソーラー充電。スマホの充電はなるべくこれですることに。軽くて折りたためるし、キャンプでも使えます。防災グッズとしても重宝しそう!」


日光に当てるだけで繰り返し使える、ソーラー充電式。軽量で折りたためる。キャンプに行ったときは、ライトとしても使えて便利。

●野菜の皮はご飯のお供に。ゴミにはしません!




<@ma_ru_coさん>
野菜はできるだけ皮ごと調理するようにしていますが、皮をむいたときは、小さく切って甘辛く煮つめます。炒めてもコリコリした食感が残っておいしい!


ゴマ油を熱してニンジンや大根などの皮を炒め、酒、砂糖、しょうゆや赤唐辛子、白いりゴマで味つけ。

もっと知りたい!「SDGs」のこと




SDGsとは、2030年を達成期限とした国際社会の共通目標のこと。

「5年前に国連サミットで採択され、貧困や飢餓、ジェンダー平等、エネルギー、環境問題などの17項目について、途上国だけでなく先進国も含めて取り組むことになりました。このままだと地球は今の環境を維持できなくなるといわれ、状況は逼迫(ひっぱく)しています」と教えてくれたのは、フジテレビのアナウンサーとして活躍し、現在はSDGsの活動に関わる木幡美子さん。

「生活のなかでなにげなくやっていることにも、じつはSDGsにつながることがたくさんあるんです。たとえばスーパーでは、1個単位で買える野菜や、少量サイズのものが増えてきましたよね。それを利用して食品ロスを減らすのもいいことです」

なるほど、それならできることがありそうです。

「『ひとりの力では世界を救うなんてできない』と思うかもしれませんが、ひとりの行動の積み重ねでしか、世界を変えることはできないんです。SDGsを他人ごとではなく『自分ごと』と捉えて、アクションを起こしてみてください」

※掲載している商品は、すべて私物です。雑誌発売時には、すでに販売終了している場合があります。

<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【木幡美子さん】



フジテレビのアナウンサーとして活躍し、2011年よりCSR推進部。SDGsがテーマの番組『フューチャーランナーズ』(毎週水曜22時54分〜関東ローカルで放送中)を企画。社会課題の解決に取り組む人たちを紹介している。ESSEオンラインにて、「今日からできる! 暮らしのSDGs」を好評連載中。