マスク生活が続くからこそ、メイクから元気をもらいましょう。マスクしていても機嫌よく見えるハッピーなメイクを、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんにを教わりました。

長井かおりさんに教わる!“くすみピンク”でほんのり血色メイク





●肌なじみは抜群。大人の肌にポッとした血色をプラスします



春、大人が選びたいのが赤みを帯びたくすみピンクです。
「“くすみ”と聞くとネガティブな印象をもつ人もいると思いますが、今年の春のくすみピンクは赤やベージュを帯びているので肌なじみは抜群。くすみがちな大人の肌にポッとした血色を与えてくれるから、マスクで表情がくもりがちな今こそ取り入れてほしい色なんです」と長井さん。

しかもマットからツヤたっぷりのラメまで、さまざまな質感が多数登場!
「くすみピンクを質感違いにすることで、甘すぎないニュアンスに!」(長井さん)

●アイカラーの塗り方



1:質感違いを混ぜて印象的なまなざしに


アイパレットのマットなAとラメ入りBを、人さし指にとって手の甲で混ぜ、ほどよいツヤ質感に。色がついた指をワイパーのように左右に滑らせ、アイホールの少し上まで塗り広げます。

2:チップを使って下まぶたにも血色プラス


(1)同様混ぜたAとBで、下まぶたに血色をプラス。細チップに色をとり、下まぶたの際を目尻から目頭へ滑らせ、色をのせます。目頭3mmはのせないのがポイント。

3:赤系ブラウンで自然な目ヂカラをON


赤系ブラウンのCは、アイラインとして。色を細チップに取り、上まぶたの際にラインを引くように、目頭から目尻まで少しずつのせていきましょう

<使用したアイパレット>


3種の質感で目元にほどよい陰影をプラス。
・ケイト パーツリサイズシャドウ RD‐1 ¥1200+税〈価格は編集部調べ〉(カネボウ化粧品)

●チークの塗り方



1:逆三角形に入れて好感度アップの頬に


チークの表面をぐるりとなぞってブラシにとったら、手の甲でワンバウンドしてよぶんな粉をふるい落として。


ブラシの先端を頬に垂直に当て、逆三角形にチークを入れていきます。


垂直塗りをすると、マスクでチークが落ちにくいのがメリット。また、マスクしたときに見えるよう、少し上めに入れてます。

<使用したチークはこちら>

ゴールドを帯びた色で笑顔が似合う頬に。
・コフレドール スマイルアップチークスS 04 ¥2300+税〈価格は編集部調べ〉(カネボウ化粧品)

●リップはこちら



唇は、質感を抑えたマットリップで、大人っぽく仕上げて。


・リンメル ベルティ ステイ マット009 ¥1300+税(リンメル)


「くすんだ落ち着きとマットやラメなどのさまざまな質感がメイクにひと味違ったニュアンスを与えます。もちろんピンク本来がもつ温かさ&優しさはそのまま。ワントーンでまとめることで、マスクをしていてもご機嫌な表情になれますよ!」(長井さん)

ESSE4月号
では、紹介したテクニック以外にも、春に大人に似合うメイクや、石井美保さんに教わるマスク時代のミニマムスキンケア術、スキンケアの最新トレンドニュースなど、春のビューティ情報をたっぷり紹介。おうちでできる美容テク、ぜひチェックしてみてください





<撮影/天日恵美子(人物)、山田耕司(物) モデル/辻本舞 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【長井かおりさん】



雑誌のほか各メディアで引っぱりだこの人気ヘア&メイクアップアーティスト。理論的に教えるメイクレッスンは技術が飛躍的に向上すると評判で、日本一予約がとれないといわれるほど。『時間がなくても大丈夫! 10分で“いい感じ”の自分になる
』(扶桑社刊)が好評発売中。