職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。

冷静に最適な判断ができるようになるには、どうすれば――。東京都に住むI子さん(40代女性)から、こんなお悩みが寄せられた。

転職活動に失敗し、人間関係もうまく築けないというI子さん。そんな彼女は、自身の欠点を「ここぞとい言う時に判断ミスをしてしまうから」と自覚している。

適切な判断ができるようになりたい――。I子さんのそんな悩みに、自己防衛おじさんはどんなアドバイスを送るのだろうか。

「人には大きく分けて『能動型』と『受動型』の二つのタイプが存在する」

読者のお悩み

やる事なす事裏目に出ます。

何度も転職に失敗し、人間関係を壊し、お金にも人にも見離された状態です。

運が悪いとかそういう問題ではなく、ここぞと言う時に判断ミスをしてしまうからと自覚しています。

また、結論を出せないうち事態を悪化させてしまうことも多々あります。

どうすれば、冷静に最適な判断ができるようになるのでしょうか?

自己防衛おじさんの回答

自己分析は出来ているようですが、如何せん不運が続いているようですね。

ここぞという時にミスってしまうのは後天的な要素なのか、そもそも不運な宿命なのか。

このような場合は、人の意見をよく聞く姿勢を身に付け、そしてその意見を自分なりに消化して、結論を出す前に一晩寝かせ、即断即決を出来る限り避けることが大切です。

しかし、ひょっとするとあなたは自発的に事を起こさない方が上手く生きられるタイプなのかもしれません。

なぜなら人には大きく分けて「能動型」と「受動型」の二つのタイプが存在するからです。

自ら決断し、前へ前へと進んでいく能動型の人は、たとえ決断に誤りがあって少々失敗しても一喜一憂せずに進んでいくことが多く、反対に受動型の人は、環境が変わって押し出されるように居場所が変わったり、担当する仕事を変えられたりと、自らの意思とはうらはらに他者からの計らいによって物事が展開され生きていくことが多いのです。

あなたが自発的にアクションを起こすとあまりよろしくない方向にいってしまう状況を考えると、おそらく後者のタイプの生まれなのではないでしょうか。

ご自身の気持ちを優先して状況を変えようとしたり、次へ進もうとするよりも、まずは受け身に徹して流れに身を委ねてみると上手くいくのかもしれません。

受動型の人が自発的にアクションを起こそうとしても何故か空回りしがちで、望む方向へ進みづらいことが多いです。反対に能動型の人が自分の意思はさておいて受け身で過ごしていると、運気は下降線をたどっていくこともあるのです。

それぞれの宿命に適った生き方をしていれば、不安や悩み、判断ミスも比較的少なく穏やかに生きられるので、一度ご自身の生まれをよく知って、これからの生き方を再考した方が良いかもしれませんね。

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筆者:占い師の鉄平(自己防衛おじさん)新橋で発見された占い界の超新星「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平。街頭インタビューでのインパクトのある発言と、独特な顔芸から話題になった。定評のある対面鑑定や執筆活動の他、CM出演など活動は多岐にわたる。Twitter(@tpyclub)