卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰する幸栄さんの暮らしのエッセー。
2人の娘をもち、簡単につくれるおやつや、だれでもまねできるインテリアアイデア、家事を楽しくする方法など、なにげない暮らしを楽しむコツが人気の幸栄さん。

今回は、忙しいときにこそ取り入れたい「お茶時間」について。ほっとひと息つく時間の大切さと最近お気に入りな、2つのフルーティーなお茶とその楽しみ方についてつづってもらいました。

ひと息つきたいときに。心がほっとやわらぐフルーティーなお茶2つ。



年度末、なんだかバタバタとする日々が続いております、そして今日もやっぱりバタバタ…。「休む時間は自分で意識的につくらなければならないんだよ」という話をいつかだれかとしたな…ということを思い出し、最近は意識的にお茶を入れてイスに座ってぼんやりとする時間をつくるようにしています。

そんなお茶も、出合いがありますよね。
私が最近出合った、とても気に入っているお茶を2つご紹介します。(なので写真ももちろん開封ずみ、おいしくいただいているところなのでお許しくださいね)

●見た目もかわいくてしかも食べられるフルーツティー



最近とても合う鍼灸師さんと出会えました。施術をしてもらった後にお茶を出してくださるのですが、そのお茶が、ティートリコのフルーツティー「ティート」シリーズのもの。


最初に出していただいたとき、鍼灸師さんが「これ食べられるお茶なのですよ」と説明してくれて、聞いた瞬間は「なんのことだろう???」と思っていたのですが、いただいてみてとても納得。

本当だ、これ食べられるお茶だ。しかも甘すぎなくてとってもおいしい。疲れの取れたゆるんだ体に、とってもみ渡る…。そして「ティート ピーチ」を購入。おうちでもおいしくいただいてみました。


ちいさなドライフルーツとハーブがすこし入っているようでここに大さじ山盛りいっぱいのど「ティート」を入れて、お湯を100〜150ml注いで、5分蒸らしたらできあがり。なのですが、わたしはもう少し濃いめに入れるのがお気に入りです。


お茶をおいしくいただきながら、一緒にデザートも一緒にいただく感覚。一杯でとっても満足できるので、おうちにいる時間が増えてついつい手がのびてしまうおやつを控えめにしたい方にもおすすめです。

●緑茶なのにフルーティー!トロピカルなブレンドティー



長女のひなちゃんが紅茶をいれるのが大好きなので、世界中のお茶に出合えるLUPICIA(ルピシア)ではよく紅茶の葉を購入しています。


なので、ついつい紅茶ばかり見ていたのですが、最近ひとりで立ち寄ったときに緑茶のコーナーをながめてみたら、なんかきれいなお茶があるな…と思い購入したのが「楽園」という名前のブレンドティーです。


茶葉を出してみると、色あざやかできれい! レモンピール、ダイダイの皮、マリーゴールドなどがいっしょにブレンドされていて茶葉の香りもとってもフルーティーです。


いれてみると普通の緑茶のようなのですが、香りがフルーティー! なるほど…緑茶とフルーツのブレンドティーってこんなにおいしいのだな…。と、和の湯飲みでいただいている自分に違和感を感じ、それからはマグカップに入れていただくようにしています(笑)。ガトーショコラなど、濃い焼き菓子とも似合いそうなお茶です。

皆さんもお気に入りのお茶はありますか?
私もこの2つを飲みきったら、また次のお茶を試してみようと思います。いろいろ試してみるって、わくわくしますよね。

【幸栄(ゆきえ)】



1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiroを始める。現在はオンラインパン教室『パン教室toiro【パンとひとさら】
』にてレッスン中。 近著に『日々たんたんとパン
』(光文社刊)、『でっかいパン バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!
』(主婦と生活社刊)