人生がうまくいく人とそうでない人。比べるとわかる意外な習慣
「人生がうまくいっている人といない人がいるのはなぜだろう?」
そんなことを考えたことはありませんか?
いつもニコニコして幸せそうな人もいれば、その逆にいつも暗い顔をして、つらそうな人もいます。
うつ専門メンタルコーチとして数多くの相談にのってきた川本義巳さんが、それぞれの人がしがちな習慣について教えてくれました。
無意識の口グセを見直してみよう
「人生がうまくいかないのは、お金がないからだよ」と言う人がいます。確かに経済的なことは影響を与えそうですね。でも、世の中にはお金があっても、他人を信じられなかったり、人間関係がうまくいっていなかったりと、あまり幸せとはいえない人も大勢います。
「体が弱いからね」と言う人もいます。それもそうでない人に比べると、制限が出てきそうですが、決定的な条件ではありません。
「もともとそういう人生なんだ」と言う人もいます。これに関して私は「NO」と言いたいです。なぜなら私自身、「あるときからまったく違う人生を送ることになった人」をたくさん見てきていますし、かくいう私も「自分はうまくいかない」という人生を変えた一人です。
では、いったいなにがこの両者を分けているのでしょうか?
私はこの10年間、「人生がうまくいっていない」という人の話と同時に、その逆の「人生がうまくいっている」と感じている人の話もたくさん聞いてきました。
その結果、両者には大きな違いがあることがわかりました。
それは「口グセ」です。
普段使っている言葉の使い方に、あきらかに違いがありました。それぞれに共通している口グセがあるのです。ここで代表的なものをいくつか紹介していきます。
(1) だれかになにかをしてもらったとき
うまくいっている人は「ありがとう」が多いが、そうでない人は「すみません」が多い。
(2) なにかのチャンスに恵まれたとき
うまくいっている人は「やりたい! すぐやります!」が多いが、そうでない人は「機会があれば」や「今は無理」が多い。
(3) 自分のことを話すとき
うまくいっている人は「こういうことがやりたい」など未来の話が多いが、そうでない人は「あのときはこうだった」など過去の話が多い。
(4) なにかチャレンジをするとき
うまくいっている人は「だれにでもできるはず」と言い、そうでない人は「私にはできない」と言う。
(5) トラブルに見舞われたあと
うまくいっている人は「トラブルのおかげ」と言い、そうでない人は「トラブルのせい」と言う。
(6) ミスをしたり、被害を被ったとき
うまくいっている人は「自分の責任」と言い、そうでない人は「他人の責任」と言う。
ほかにもありそうですが、よく耳にしてきたものをピックアップしてみました。もちろん、個々の状況によっては、一概にこう言いきれない場面もありますが、おおよそこのパターンが多いと感じています。
言霊という言葉がありますが、普段口にする言葉の力は絶大です。なぜならそれは無意識のうちに習慣化され、常に「その方向に意識が向くように」なってしまうからです。
「できる」が口グセの人は、できる方法を意識するようになりますが、「できない」が口グセの人はできない理由に意識が向くようになります。未来の話が多い人の方が過去の話が多い人よりも、より可能性を意識するようになります。
そして恐ろしいことにこれらの口グセは、「つい習慣になっている」というケースが多く、本人に自覚がないことがほとんどです。そのせいでなかなか変えられなかったりするため、「そんな風に言われても、私にはできない」と考えてしまいがちです。
実際にうまくいっている人の口グセを心から理解する必要はありません。ただ同じような口グセをもつことで、意識や行動が変わります。
最初はちょっとぎこちないかもしれませんが、マネすることからはじめてみましょう。
●教えてくれた人
うつ専門メンタルコーチ。高校卒業後、SEとして20年以上メーカーに勤務。大手IT企業への転職を機にうつ病を発症、寝たきり状態になり、1年2か月の休職を余儀なくされる。職場復帰後も6年間うつ病に悩まされ、さまざまな方法を試すが失敗。2007年コーチングに出合い、うつ病を完全克服。その体験をきっかけに現職に。著書に『1日3分でうつをやめる。
』(扶桑社刊)がある
そんなことを考えたことはありませんか?
いつもニコニコして幸せそうな人もいれば、その逆にいつも暗い顔をして、つらそうな人もいます。
うつ専門メンタルコーチとして数多くの相談にのってきた川本義巳さんが、それぞれの人がしがちな習慣について教えてくれました。
無意識の口グセを見直してみよう
人生がうまくいく/いかないを分けるもの。共通している口グセとは?
「体が弱いからね」と言う人もいます。それもそうでない人に比べると、制限が出てきそうですが、決定的な条件ではありません。
「もともとそういう人生なんだ」と言う人もいます。これに関して私は「NO」と言いたいです。なぜなら私自身、「あるときからまったく違う人生を送ることになった人」をたくさん見てきていますし、かくいう私も「自分はうまくいかない」という人生を変えた一人です。
●両者の「口グセ」には大きな違いがある
では、いったいなにがこの両者を分けているのでしょうか?
私はこの10年間、「人生がうまくいっていない」という人の話と同時に、その逆の「人生がうまくいっている」と感じている人の話もたくさん聞いてきました。
その結果、両者には大きな違いがあることがわかりました。
それは「口グセ」です。
普段使っている言葉の使い方に、あきらかに違いがありました。それぞれに共通している口グセがあるのです。ここで代表的なものをいくつか紹介していきます。
(1) だれかになにかをしてもらったとき
うまくいっている人は「ありがとう」が多いが、そうでない人は「すみません」が多い。
(2) なにかのチャンスに恵まれたとき
うまくいっている人は「やりたい! すぐやります!」が多いが、そうでない人は「機会があれば」や「今は無理」が多い。
(3) 自分のことを話すとき
うまくいっている人は「こういうことがやりたい」など未来の話が多いが、そうでない人は「あのときはこうだった」など過去の話が多い。
(4) なにかチャレンジをするとき
うまくいっている人は「だれにでもできるはず」と言い、そうでない人は「私にはできない」と言う。
(5) トラブルに見舞われたあと
うまくいっている人は「トラブルのおかげ」と言い、そうでない人は「トラブルのせい」と言う。
(6) ミスをしたり、被害を被ったとき
うまくいっている人は「自分の責任」と言い、そうでない人は「他人の責任」と言う。
ほかにもありそうですが、よく耳にしてきたものをピックアップしてみました。もちろん、個々の状況によっては、一概にこう言いきれない場面もありますが、おおよそこのパターンが多いと感じています。
●口にする言葉の力は絶大
言霊という言葉がありますが、普段口にする言葉の力は絶大です。なぜならそれは無意識のうちに習慣化され、常に「その方向に意識が向くように」なってしまうからです。
「できる」が口グセの人は、できる方法を意識するようになりますが、「できない」が口グセの人はできない理由に意識が向くようになります。未来の話が多い人の方が過去の話が多い人よりも、より可能性を意識するようになります。
そして恐ろしいことにこれらの口グセは、「つい習慣になっている」というケースが多く、本人に自覚がないことがほとんどです。そのせいでなかなか変えられなかったりするため、「そんな風に言われても、私にはできない」と考えてしまいがちです。
実際にうまくいっている人の口グセを心から理解する必要はありません。ただ同じような口グセをもつことで、意識や行動が変わります。
最初はちょっとぎこちないかもしれませんが、マネすることからはじめてみましょう。
●教えてくれた人
【川本義巳さん】
うつ専門メンタルコーチ。高校卒業後、SEとして20年以上メーカーに勤務。大手IT企業への転職を機にうつ病を発症、寝たきり状態になり、1年2か月の休職を余儀なくされる。職場復帰後も6年間うつ病に悩まされ、さまざまな方法を試すが失敗。2007年コーチングに出合い、うつ病を完全克服。その体験をきっかけに現職に。著書に『1日3分でうつをやめる。
』(扶桑社刊)がある