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 フリーアナウンサーの小川彩佳の夫で、元医療ベンチャー・メドレー社元代表取締役の豊田剛一郎氏と最近まで不倫関係にあったという女性のインタビューが、2月8日発売の『週刊ポスト』(小学館)に掲載された。これに対し、ネットでは批判的な声が多くあがり、中でもこの人物が小川に対して「マウンティングしている」と考える女性の意見が少なくなかった。

 発言によるマウンティングは、「相手よりも優位に立ちたい」という意思のもと、自尊心を維持する目的で行われる。マウンティングは男女間で表現方法の傾向に違いがあり、特に女性同士の会話の中にみられるマウンティングの中には、男性が気付きにくいものもある。

 例えば、「豊田さんに『終わりにしたくない』って。そう告げられて、嬉しい自分がいました」「お子さんが生まれてからもそう。何度も、何度も、ここで切ろう、終わらせようと思ってきたし、そう伝えました」など、特に豊田氏が女性との別れを拒んだという部分にマウンティングしていると感じた意見が多く見られた。これは、豊田氏から女性に向けられる気持ちが熱かったということや、本妻との間に子どもができてもなお大事にされる存在だったことをアピールしているように見え、ひいては女性として小川よりも優位であることをほのめかしていると捉えられたからだ。

 また、「引っ越し費用と家賃の一部は豊田さんが負担すると申し出てくれました。私からお金の支援を求めたことはないけれど、彼の気持ちは嬉しかった」という証言では、豊田氏が自分と会うためにかかる多額の出費を惜しまなかったということを意味している。これをアピールすることで女性としての価値を誇示していると考え、やはりマウンティングと捉えた人が多かったようだ。

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 「言葉にできない、素敵な夜だった」と締めくくったロマンチックな沖縄旅行の一節では、一見、豊田氏との思い出をただ語っているようにも見える。しかし、より事細かに2人だけの特別な時間を過ごしたことを明かすことで、自分の方が濃密な恋愛をしていると誇示しているようにも見え、これを小川に対するマウンティングだとする指摘もあった。また、逢瀬の日時などをより詳細に語ることは、小川アナをより傷付ける行為に他ならず、同様にマウンティングだとみられている。

 実は、これらの発言がマウンティングに見えるかどうかは、受け手の捉え方によって差がある。そもそもマウンティングとは、自分が相手より優位であることを示す行為であって、そこに意思がない場合、マウンティングとは言えない。この女性に関しても、実際に意思があったかどうかは本人のみが知るところであって、受け手の捉え方によってはマウンティングだと感じない場合もある。

 例えば、「相手が別れてくれなかった」という発言には、自分には自制心がなかったわけではないことを主張し、責任を分散させようとする意図があったとも捉えられるし、ロマンチックな沖縄旅行のくだりは、単に語っているうちに思い出に浸ってしまったと捉えることもできる。

 マウンティングしていると捉えやすいのは、相手に対して敵意を持っているからであり、本妻の小川に感情移入している女性ほどその傾向は強いといえるだろう。

 いずれにしても、今回のインタビュー記事が小川の目に触れれば、大きなショックを与えることは間違いない。生後半年になる赤ん坊を抱え、ただでさえ心も体も休まらない日々の中、夫の不倫報道に続き、さらに追い討ちをかける形となる。

文:心理カウンセラー  吉田明日香