ソシャゲ廃人の20代男性「失ったものは1000万の貯金。得たものは1000万の借金」
テレビ、マンガ、ゲームなど娯楽は数多くある。その中でもことさら話題になっているのが、ソーシャルゲーム、通称「ソシャゲ」だ。スマートフォンやSNSの普及に伴い、オンラインで遊ぶソシャゲ人気は爆発的に高まった。
一方、ソシャゲに対して過剰に時間やお金をつぎ込んでしまう「ソシャゲ廃人」も現れている。大阪府で個人事業主として働く30代の男性(年収3000万円)は、「時間が拘束されるのがキツい」と常にスマートフォンから離れることができなくなったと語る。(文:中島雄太)
「ソシャゲをやるために、学校に行かずにバイトをするようになった」
大阪府に住む30代女性(契約社員/年収300万)も、「とにかく常に張り付いていないといけないのがしんどい。何よりも時間を浪費している自覚はあります。でもそう簡単に抜け出せるものでもない」と嘆く。
PCのオンラインゲームにのめり込む人もいる。鹿児島県の50代男性(サービス業/年収800万)は「失ったものは単純に時間ですかね。大学生でしたが全く学校に行かなくなりました」と振り返る。留年も2回したという。
当時は深夜帯のみ通信料がかからなかったため、夜間にゲームをしたいと男性は考えた。そこで学校へ行かずにバイトにあてる日々が続き、勉強にもついていけなくなったとのことだ。
「毎月のカード引き落としができないくらいに課金していた」
東京都の20代女性(サービス業/年収300万円)は、「毎月カードの引き落としができず、毎月赤字でした」と語る。
「課金額を振り返るのは怖い」とこれまでの額を把握していないが、相当な金額を課金している。しかし、「まわりには隠していたので、誰にもバレていないと思います」と述べた。
東京都の30代男性(IT関係/年収600万円)は、「お金についてはゲームだけで年50万くらい。ライブなどのリアルイベント合わせると100万くらいで、5年くらい続けているので500万使っています」とコメントを寄せた。
男性は未婚のため、お金は自由に使えるとしながらも、「収入はそこそこあるので普段の生活には困りませんが、500万あれば出来たことは沢山あると思います」と複雑そうだ。
「ゲーム内のイベントやリアルイベントを優先するので、ゲーム以外の人間関係は殆んど無くなりました。続けているうちはいいですが、やらなくなったときには困ると思います」
兵庫県の20代男性(正社員/年収500万)は、「失ったものは、1000万の貯金。得たものは1000万の借金です」と嘆いた。男性は現在、任意整理をしており、月々20万ずつの返済に追われている。
※キャリコネニュースでは引き続き「ソシャゲ廃人経験者」や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。