ちょっと脳の処理が追い付かなくなりそうなものもありました。

1タミ&2タミの両方に設置

 羽田空港の国内線が発着する第1ターミナル、第2ターミナルには、一般的なイメージとは大きくかけ離れた、ユニークな自動販売機が存在します。どういったものがあるのでしょうか。


羽田空港(画像:写真AC)。

 通常、自動販売機で売られているものは飲み物やアイスクリームなどが一般的です。たまに見かけるものとして挙げられるのが、菓子やカップラーメンなどでしょう。ところが羽田空港では、りんごや柿、焼き芋などの食材のみが入っているもの、自ら組み立てる「DIY」の木製模型を売るもの、さらには小物、いわゆる「ガチャガチャ」の自販機まで。

「ガチャガチャ」は、ある意味カプセルトイの自販機と言えなくもないのですが、羽田空港のものは大型の四角い自動販売機で飲み物のように売る形であり、他ではまず見ない販売の仕方です。ほかにも秋田犬のグッズのみが並ぶもの……など、まさにここでしか見られないような自販機が並んでいます。

 また、販売されているもの自体は、予想しうる範囲内に収まるものの、販売方法や内容がユニークなものもあります。

一筋縄じゃいかない「お茶」「ラーメン」自販機…

 その筆頭に挙げられるのが、伊藤園「お〜いお茶」の自販機。これは購入者が目で楽しめるよう、自販機のなかの“からくり”が動いたり、液晶画面に動画が映し出されたりするもので、どのように緑茶が作られているか、わかるようになっています。なかには謎に観覧車を模した“からくり”が動ぎだすなど、まさに「予想外」の演出で、緑茶のペットボトルが出てくるまで見入ってしまうほど。


羽田空港第2ターミナルのユニーク自販機たち(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

 内容がユニークなものは、インスタントラーメンなどが挙げられます。「日本全国インスタントラーメン大集合」と名付けられた自販機にならぶラーメンのなかには、「食欲減退色をふんだんに使った」という青色ベースの「ZOMRAMEN(ゾンラーメン)」といった変わり種などもラインナップされています。

 羽田空港の国内線エリアを運営する日本空港ビルデングは、このような「おもしろ自販機」を多数設置した理由について「全国から多くのお客さまが訪れる羽田空港から地方の魅力を発信することで、航空需要の創出や地方創生に取り組んでいます」としています。

【動画でイッキ見】こんなのアリ…? 羽田空港のユニーク自販機たち