益子町のイチゴ農家で、クリスマスや年末年始用として出荷目前だった高級品種のスカイベリーが大量に盗まれたことが分かりました。

イチゴの窃盗被害があったのは、益子町塙にある吉村 想一さんのハウスです。

吉村さんによりますと、22日午後5時頃から23日午前9時頃までの間に、12棟あるビニールハウスのうち3棟で収穫間近だったスカイベリーが大量に盗まれていることを確認しました。

盗まれたスカイベリーは1日の収穫量の3倍にあたる、およそ135キロ、時価54万円相当にのぼるということです。

警察によりますと、イチゴの大量窃盗は県内で今シーズン初めてです。

真岡警察署では、関係団体と協力して今月15日にイチゴの盗難を防ぐ「いちご守り隊」を発足させたばかりでした。

スカイベリーを栽培しているハウスだけが狙われたことや完熟のものばかり手摘みされた形跡があることから、警察は手慣れた者の犯行とみて捜査を進めています。