栃木市の大川 秀子市長は17日、臨時の会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年度の成人式を延期して来年11月に行うと発表しました。

新成人をはじめとする市民の皆様の安心・安全を第一に考え、令和3年1月10日に予定している成人式を同年11月7日に延期。

苦渋の選択でございますが、ご理解を頂けるようお願いします。

大川市長はこのように述べ、来年11月にした理由として感染の状況を確認しながら夏の暑さや秋のイベントシーズンを回避したためと説明しました。

成人式の延期を決めた自治体は県内で初めてで対象となる新成人は1499人です。

市は今月、成人式の運営に携わる実行委員に意見を募ったところ、延期に対して賛成が反対を上回り、こうした意見も踏まえて教育委員会で延期を決定したということです。

延期に賛成の意見では、「新型コロナの報道を見る限り今は自粛すべき」、「新成人が帰省して親族と会うと感染拡大につながる恐れがある」という声が挙がったということです。

一方、反対の意見では、「11月になっても感染状況の好転が期待できない」、「仕事や学業の都合がつくか」といった声が聞かれたということです。

市ではすでに予約をしていたレンタル衣装のキャンセル料について助成を検討するということです。