那須烏山市で市役所を訪れた人を窓口に案内するAIロボットの導入に向けた実証実験が15日から始まりました。

市役所を訪れた人たちを出迎えるのはコミュニケーションロボットの「Sota(そーた)」です。

実証実験は、県が行うインターネットを活用した技術の普及事業の一環で実施されました。

「Sota」はWi-Fi・無線通信でインターネットにつながっていて、利用者からの呼びかけを自ら聞き取ったあと適切な場所に案内する、いわば「総合窓口」のような役割を担います。

那須烏山市役所には総合窓口がなく、建物の入り口から最も近い市民課に問い合わせが集中してしまう課題があるということで「Sota」の今後の活躍に期待がかかります。

「Sota」は言葉の勉強中で、現在は窓口やバスの発着時間の案内が主な仕事ですが、ゆくゆくは訪問者の希望に応じて各部署に電話をかける仕事もできるようになるということです。

実証実験は1月中ごろまで行われます。