大田原市のなかがわ水遊園で「折り紙」をテーマにした企画展が開かれています。展示には一般の人も参加していて水遊園に色鮮やかな空間が広がっています。

暖かな色合いのグラデーションで会場を包む「折り紙ウォール」。実はすべて折り紙の魚でできています。

この色とりどりの魚たちは北海道から沖縄まで全国のボランティアが折ったおよそ2万3千匹の魚を水遊園の職員が2週間かけて1匹ずつつないで仕上げたものです。

また会場には縁起がいいとされる11種類の生き物と、その折り紙の作品も展示されています。

このうち多くの幸「多幸」と語呂合わせができるミズダコは全長3メートルになる世界最大のタコで水遊園では初めての展示です。

折り紙でできたニシキゴイは本物にも負けない鮮やかな色合いです。

新型コロナウイルスの影響で閉塞感がある中、「みんなを元気に」との願いが込められていて、宇都宮市に伝わる疫病退散の伝説を持つ「黄ぶな」は2千500匹の魚で作られています。

この企画展「色・おりおり折り紙と生き物たちに願いを込めて」は 来年1月24日まで開かれています。