新型コロナウイルスについて、9日までの直近1週間の感染者は109人と依然として多い状態が続いています。

県南地域の高齢者施設などでクラスターが相次ぎ、9日までの直近1週間の県内の感染者109人は県の警戒度で一番高い「特定警戒」レベルとなっています。

病床の稼働率は9日現在で313床のうち131床、41.9%が使用されていて、重症病床の稼働率も22%と医療機関の負担が増えています。

年代別でみると幅広い世代で感染が見られますが、重症化しやすい高齢者、60代以上の感染者は109人のうち38人となりました。

県内で9日までに感染が確認されているのは累計で800人です。市、町別で感染者を見ますとクラスターが発生した足利市や佐野市の安足地域で感染が急増しているのがわかります。

一方、東京では10日、1日の感染者数が602人と過去最多を更新しました。

県では東京をはじめ大阪市や札幌市といった「感染拡大地域」への不要不急の外出自粛を要請しています。

年末年始で人の移動が増える時期になりますが、休暇を分散して取るなど集中しない工夫が必要です。