盲導犬の育成 コロナ禍で苦境 協会に寄付金
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの中止が相次いでいますが、こうした状況が福祉活動にも影響を与えています。
育成費用の9割を寄付金などで賄う、東日本盲導犬協会も活動を知ってもらう機会が減り苦境にあえいでいます。
12月2日、日本善行会宇都宮支部の松本 カネ子会長が、宇都宮市福岡町の「東日本盲導犬協会」を訪れ、会員から募った寄付金20万円を贈りました。
「東日本盲導犬協会」は民間で運営する団体で、こうした施設は全国に8ヵ所だけです。
盲導犬は1頭育成するのに年間およそ500万円かかり、こちらでは現在、20頭から30頭育てています。
実際に盲導犬になれるのは、そのうち2割から3割程度。
盲導犬の助けを必要としている人に無償で貸し出されますが常に順番待ちの状態です。
贈呈式に出席した「イチゴ」もPR犬として様々なイベントの常連でした。