生後2カ月の息子を暴行し死亡させたとして殺人の罪に問われている41歳の母親の裁判員裁判が7日開かれ、宇都宮地方裁判所は懲役9年の判決を言い渡しました

殺人の罪に問われたのは足利市田中町の無職、石橋 景子被告(41)です。

判決によりますと石橋被告は2018年8月に当時住んでいた佐野市内のアパートで生後2カ月の長男に対し、頭を強く押し付けるなどの暴行を加え頭の骨を折るなどして殺害したものです。

岡田 健彦裁判長は「犯行は執ようで残酷。自己中心的で被告人は強い非難を免れない」と指摘しました。

一方で被告人に反省の態度がみられることや更生に向けて家族の支援もあることなどから12年の求刑に対し懲役9年を言い渡しました。