ユヴェントスのロナウド photo/Getty Images

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今季のセリエAでは2人のベテランストライカーが好調を維持している。10得点を挙げて得点ランク首位に立つミランの39歳FWズラタン・イブラヒモビッチと、それを2点差で追いかけるユヴェントスの35歳FWクリスティアーノ・ロナウドだ。2人は年齢が単なる数字であることをパフォーマンスで証明しており、どちらかが今季のリーグ得点王に輝く可能性も十分に考えられる。

そんな2人に特別な視線を送っているのが、ウディネーゼで38歳まで活躍した元イタリア代表FWアントニオ・ディ・ナターレだ。ビッグクラブでプレイすることはなかったが、ウディネーゼでは350試合以上に出場。セリエA得点王を獲得したこともあり、ディ・ナターレはリーグの歴史に名を残す特別なストライカーだ。

ベテランになってからも得点を量産していたところはディ・ナターレも同じで、引退する前の2014−15シーズンも変わることなくリーグ戦で14得点を記録していた。ベテランとしての存在感は今のロナウドやイブラヒモビッチと似たところがある。

スペイン『MARCA』によると、ディ・ナターレもロナウドとイブラヒモビッチの活躍を喜んでおり、年齢は関係がないと語る。

「ロナウドはシーズンに30〜35のゴールを保証してくれる。ハードにトレーニングしていて、彼は違いを作り出す。40歳になっても彼は多くのゴールを決め続けるだろうね」

「イブラヒモビッチは偉大なるチャンピオンであり、ミランにとって非常に重要だ。年齢が問題ではないことを彼は証明しているね。フィジカル、メンタリティが大事なんだ。私が38歳の時も、自分では28歳のように感じていた。メンタル面は違いを生むんだ」

怪我さえなければ、2人はこのままゴールを量産するだろう。30代後半に入っても欧州5大リーグで得点王を狙えることを証明する存在となっており、2人のパフォーマンスに同世代のプレイヤーも勇気をもらっているはずだ。