『ビルとテッド』キアヌ&アレックス、出会ってすぐに相思相愛!30年来の友情
おバカ高校生コンビの時間旅行を描いた、アレックス・ウィンターとキアヌ・リーヴス主演の人気コメディーシリーズ第3弾『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』が12月18日より劇場公開される。前作から約29年ぶりとなる続編は、時が経っても変わらない、プライベートでも相思相愛な2人の友情を確かめる作品でもある。
アレックスとキアヌは、シリーズ1作目『ビルとテッドの大冒険』(1989)のオーディションから意気投合。プロデューサーのスコット・クルーフによると、当時のオーディション会場には若手俳優が勢ぞろいしていたが、出会ったばかりなのに待合室で楽しそうに話し込み、仲良くランチを食べる2人を見て、すぐさまビルとテッドのキャスティングを決意したという。
ちなみに、スコットがその日仕事を終えて外に出ると、バイクに乗った2人が夕暮れを走り去っていったというほどの仲の良さ。2人の友情はそれからずっと継続しているといい、キアヌが「今までケンカをしたことなんて一度もないよ」と語れば、アレックスも「僕らは兄弟のような関係だよ。常に相手に対してすごく寛大で平静なんだ」と相思相愛だ。
ちなみにキアヌは、1990年代に、アレックスがトム・スターンとの共同監督で発表したコメディー『ミュータント・フリークス』にカメオ出演。すでに絶大な支持を得ていたキアヌだが、日本でも長らく封印されてきたこのカルト作では、誰も彼だとは気づかないほどの特殊メイクを施し、ノンクレジットで出演している。
『ビルとテッドの時空旅行』で描かれるのは、おじさんになっても変わらずゴキゲンなビルとテッドの友情。本作を監督したディーン・パリソットは「キアヌとアレックスの2人は本当にお互いのことが大好きなんだ。実生活でもすごく仲がいい。この映画はクレイジーなことが満載だけど、それ以上にクレイジーなのは、2人の絆がスクリーンにも現れていることだ。この作品は彼らが心からファンに向けて贈る映画になっているよ」と語っている。お馴染みの名セリフ「互いにエクセレントであれ!」をまさに地で行く2人の物語は、こんな世の中だからこそ求められているのかもしれない。
本作では、ビル(アレックス)とテッド(キアヌ)が、人類滅亡を回避する「世界を救う音楽」を完成させるため、再び時間旅行に出発。彼らの娘たちも加わって、伝説のミュージシャンたちによる歴史上最強のバンドを結成しようと、時空を駆けめぐる。(編集部・入倉功一)
映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』は12月18日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開