TOKIOでベースを担当していた山口達也

写真拡大

「酒気帯び運転の交通事故で検察から拘留請求をされたり、釈放後には警視庁の家宅捜索が入るなど、今回の山口さんの不祥事には異例の対応が取られました。以前にアルコール依存症と報じられたこともあり、お酒を止められるのかというのが今後の課題になると思いますが、生活を監視してくれるような人がいないため、このままでは厳しいだろうと言われています」(スポーツ紙記者)

【写真】山口達也逮捕前日に元妻がアップした息子の誕生日会

不祥事多いバンドの「ベース」

 9月22日、東京・練馬区内で元TOKIOの山口達也(48)が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたことは、世間に大きな衝撃を与えた。彼の逮捕にショックを受けている人が多い中、ネット上では以前から、ミュージシャンに対してある傾向を指摘する声が上がっていた。

《大概バンドって、ベースやらかすよな》

《バンドで問題起こすのだいたいベース説》

 山口はTOKIOでベースを担当しており、'18年にも女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検されていた。

 今年9月18日には、ロックバンド『BUMP OF CHICKEN』のベーシスト・直井由文が既婚であることを隠し、元タレントの女性と不倫していたことが、文春オンラインの報道で明らかに。'17年には元『KANA-BOON』のベーシスト・飯田祐馬が清水富美加(現・千眼美子)との不倫を認め、その後'19年にバンドから脱退している。

 ベーシストに女性トラブルが多い理由を、エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんはこう分析する。

「かつてのミュージシャンは全体的に女性関係が派手な人が多く、それが武勇伝になっていました。しかし、コンプライアンスが厳しくなった現代では、ミュージシャンといえど不倫といった女性トラブルが発覚すれば、活動休止や脱退に追い込まれるリスクがある。そのため、バンドの顔になりやすいボーカルやギターはトラブルを起こさないような生活を送っている人が増えた印象です。

 その一方で、ベースは熱心なファン以外には顔や名前を認知されていないケースが多いので、“自分なら大丈夫だろう”と脇が甘くなっているのかもしれません」

 不倫だけでなく、逮捕されるベーシストも目立つ。6月にはバンド『ニホンジン』のベーシストで、『劇団ニホンジンプロジェクト』のメンバーでもあるペンション佐々木が女性への強制わいせつ致傷容疑で逮捕。古くは、『シャ乱Q』のベース担当・しゅうも、'98年に未成年女性への暴行が発覚したことでグループから脱退している。

 ロックバンド『RIZE』や『Dragon Ash』で活動していたベーシストのKenKenは昨年、大麻を所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕されている。また、逮捕はされていないものの、人気ビジュアル系ロックバンド『Janne Da Arc』のベース担当・ka-yuは“社会的正義から著しく反する行為”が発覚したことで、'19年3月に脱退。彼の脱退を受けて、バンドは同年3月末を持って解散した。

「ベースは職人気質で音楽センスが高く、ミュージシャン仲間からリスペクトされる人も多いんです。そのため、自分のバンド以外のイベントに参加することも多く、交友関係が広くなるため、悪い誘いも増えるのかもしれませんね。だからといってまじめに音楽活動をしている人たちのほうが多いので、不祥事を起こすベーシストは迷惑でしかないですよ」(レコード会社関係者)

《またベースがやらかしたのか》と言われる事件が、もう起きないことを願うばかりだ。