国際宇宙ステーション(ISS)のロシアモジュール「ズベズダ」(中央、2001年2月28日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO/NASA

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【AFP=時事】ロシアは29日、国際宇宙ステーション(ISS)を構成する同国のサービスモジュール「ズベズダ(Zvezda)」で空気漏れを確認したと発表した。予想を上回る漏出量だという。

 ISSに搭乗しているロシアの宇宙飛行士、アナトリー・イワニシン(Anatoly Ivanishin)氏とイワン・ワグナー(Ivan Vagner)氏、米航空宇宙局(NASA)のクリス・キャシディ(Chris Cassidy)氏は、8月から空気漏れについて調査を行っており、最初に米国のモジュールをチェックした。

 ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)は、空気漏れについて分析・調査した結果、「空気漏れの発生場所はサービスモジュール『ズベズダ』内だと確認した」と発表した。

 ロスコスモスは、正確な場所を特定するため現在調査を行っているとした上で、状況について「ISSにいる宇宙飛行士の生命や健康に危険はなく、ISSの有人飛行が中断されることはない」と説明した。

 ロスコスモスのセルゲイ・クリカリョフ(Sergei Krikalyov)氏によると、 ISSでは常に環境制御・生命維持システムによりわずかずつ空気が逃げているという。クリカリョフ氏は、「こうした空気漏れは予測できる。現在起きているのは標準を上回る空気漏れで、当然ながら長く続けば、ISSに空気を追加供給しなければならなくなる」と述べた。

 NASAによると、28日から29日にかけての夜間に漏出量が増えたとみられており、飛行士らがフライトコントローラーに起こされ、調査を実施したという。

 その後、気温の変化によって漏出量が増えたが、漏出ペースは「変わらなかった」ことが判明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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