日本で好調な『TENET テネット』
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 先週末(9月25日〜9月27日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、クリストファー・ノーラン監督のタイムサスペンス超大作『TENET テネット』が興行収入340万ドル(約3億5,700万円)で4週連続の首位を記録した。海外では日本、中国で好調で、世界興収は2億8,490万ドル(約299億1,450万ドル)となった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)

 稼ぎ柱であるロサンゼルスとニューヨークという二大エリアの劇場は、新型コロナウイルスの影響で今も閉鎖されており、どの作品もアメリカ国内での興行には苦戦を強いられている。こうした状況を受け、先週にはディズニーが、近々全米公開を予定していた『ナイル殺人事件』(10月23日→12月18日)、『ブラック・ウィドウ』(11月6日→来年5月7日)、リメイク版『ウエスト・サイド物語』(12月18日→来年12月10日)の延期を発表するに至っている。

 公開40周年記念で再上映が行われている『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は、公開館を増やして4位にランクインした。

 初登場組はいずれもインディペンデント作品で、R指定クリーチャー映画『ショートカット(原題) / Shortcut』が7位、ファストフード店舞台のコメディー『ザ・ラスト・シフト(原題) / The Last Shift』が8位、エヴァン・レイチェル・ウッド主演のクライムコメディー『カジリオネア(原題) / Kajillionaire』が9位となった。(編集部・市川遥)

9月25日〜9月27日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『TENET テネット』
2(2)『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題) / The New Mutants』
3(4)『アンヒンジド(原題) / Unhinged』
4(-)『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』
5(3)『インフィデル(原題) / Infidel』
6(5)『ザ・ブロークン・ハーツ・ギャラリー(原題) / The Broken Hearts Gallery』
7(初)『ショートカット(原題) / Shortcut』
8(初)『ザ・ラスト・シフト(原題) / The Last Shift』
9(初)『カジリオネア(原題) / Kajillionaire』
10(6)『ザ・スポンジボブ・ムービー:スポンジ・オン・ザ・ラン(原題) / The SpongeBob Movie: Sponge on the Run』