マスク下でこっそりプチ整形! 美人顔になる“人中短縮”を女性記者が試してみた
コロナ禍で増えたのは体重だけじゃない、在宅時間だ。リモートワークや部屋の片づけに精を出し……と、言いたいところだが、だいたい捗ってしまうのは“片づけと称して昔の写真やらをひっぱり出して、思い出に浸る作業”だったりする。
【写真】マスクで吹き出す顔汗! おすすめのケアアイテムはこれ
うん、若くて可愛かった。私! しみじみと昔の写真を見ていたら、隣から娘(小5。『鬼滅の刃』でレイヤーデビュー)が覗きこんで、ひと言。
「これ誰。まさかおかん?」
え? 私そんなに変わったかしら。それから数日、件の写真を見せまわったところ。“別人!(本人だよ!)”“この人に会いたい(目の前にいるよ!)”のお声をちょうだいした。やだぁ、そんな老けちゃったのかしら(震え声)。
老けて見える原因は人中にあった!
正直に言おう。実際、だいぶ老けた。40越えて、鼻の下〜上唇まで(人中)が急速に伸びだしたのが一因だ。年とったらみんなが伸びるとかでもなく、個人差はあるが、人中が短いと若見えする。もともと老け顔なのに、鼻下のびた私は、老け見えが加速してるのよ。
美人はみんな人中が短い!
人中、憎し! コロナで外出自粛が基本だし(時間はある)、外に出るときはマスクだし(そっと変化するにはうってつけ)……いっちょこの部位、美容的になんとかしますか〜!
再度、正直に言おう。そりゃなれるなら、石原さとみにも北川景子にもなりたい。あ、井川遥も! 美人はみんな短人中(←言葉いま作った)だ。しかし、そこを目指すほど私の頭は沸いてない。とりあえず“若い時分を目指して、長人中(←これもいま作った)を成敗”しちゃうよ。フフフ。
まずはネットを検索。いちばんたくさん出てきたのは、いかつい外科的手術だ。ナニナニ、鼻下をえぐるようにカットして縫い合わせて短くするのね? あ、めっちゃ痛いやつね。で、ダウンタイム(回復までの期間。施術によっては腫れ、むくみ、アザなども伴う)超かかるやつね。
うんうん、これは却下。エグいしガチすぎて、お見せできませーん!
お次が、動画で見つけた「人中短縮体操」的なお顔のマッサージ。しばらくやってみた。なにしろコストゼロで簡単♪ それでも覚えられないダメな山ぴーは毎回、動画を再生しマッサージしてた。そのうちに大変なことに気づいてしまった。“え、ちょ、いまさらだけど、この先生、人中長くない!?”と……!!
ほかに人中短縮メイク術といった小ワザも発見。「鼻の下に暗めシャドー+上唇への口紅は輪郭を大きく!」。実はこのワザ、不惑を越えた数年前から使っていた。へへ。 そんな感じでネットであらゆる手を尽くした(気になった)私は、“その道のプロ”短人中の女王に会いに行くことにしたのだ─。
マスク着用の今なら、術後の腫れの心配もナシ!
めっちゃテレビでお見かけしていた美の女神、慶田朋子先生は、ナマで会っても美しかった。女神の第一声は。
「山ぴーさんの唇、いいですよ。適応ありますね!」
ん、どういう意味でしょう。
「まったく問題のない部位について悩んでしまう人も多いんです。この人中ならOK!」
あ、OK……(察し)。そんな私へのおすすめ施術は“唇へのヒアルロン酸注射”。加齢で薄くなった唇にボリュームを出し、鼻下から唇の距離を短くする作戦だという。たしかに、いくつかの美容サイトでも見た方法だ。
「唇をしっかりプルッとさせる場合、すこし硬めの製剤を使います。痛みも出やすく、難しい部位なので、クリニック選びはしっかりとね」
先生のクリニックでは7万5000円〜だ。言うてアラフィフの私に捻出できない金額ではない……! 積年の恨みを晴らすべく、取材を忘れて施術を申し込んだ。
実際、全工程で30分ほどだったろうか。麻酔クリームを塗って放置のあと、女神が私の唇に薬剤を注入してくださった。唇に針をグイグイ。たしかに感じたことのない感覚だけど、経産婦には余裕だ。
直後に鏡を見ると……人中短くなってるかも〜! 術後2週間くらいはむくむけど、安心してください。その間、基本マスク生活ですから!
コロナ禍のいま、マスク下の美容、全然やるべき。そしてコロナ明け、みんな笑顔でマスクをはずそう〜!
お話を聞いたのは……
銀座 ケイスキンクリニック 院長慶田朋子先生
メスを使わないエイジングケアをモットーに医療機器や注射によるナチュラルな若返りに定評あり。雑誌やテレビでも活躍。著書『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)、『365日のスキンケア』(池田書店)が好評。