待望の放送が再開した人気のリーガルドラマ『SUITS／スーツ2』。シーズン1から出演中の新木優子さんに見どころを伺いました。


新木優子さんインタビュー

『SUITS／スーツ2』出演中。新木優子さんインタビュー



●観る人によって角度が違う恋愛だからこそリアルに感じられる

待望の放送が再開した『SUITS／スーツ2』。負け知らずの敏腕弁護士・甲斐正午（織田裕二）と、経歴詐称の天才ニセ弁護士・鈴木大輔（中島裕翔）がバディを組み、さまざまな訴訟に向き合って問題を解決していく、人気痛快リーガルドラマです。
全米メガヒットドラマ『SUITS』を原作に、シーズン2に突入したこのドラマで、前作に続き、「幸村・上杉法律事務所」に勤務するパラリーガル（弁護士の業務をサポートする人）の聖澤真琴を演じているのが新木優子さん。

真琴は、パラリーガルのなかで唯一、個室を与えられているほど優秀な半面、著名な敏腕弁護士を父親にもち、幼い頃から弁護士を目指していたものの法科大学院の受験に失敗、“試験恐怖症”になってしまったという女性。そのため弁護士に対して極度のコンプレックスを持っています。

「真琴は、前作以上に、いっそう弁護士に対する憧れや熱意が強まっていますが、試験恐怖症もまだ引きずっています。今作では、試験恐怖症ときちんと向き合うことが大きな課題だと思うので、私自身も真琴と一緒に成長していくという意識をもって臨んでいます」

シーズン1から大きな見どころとなっている、大輔と真琴の恋の行方も気になるところ。お互いの気持ちを確かめ合った2人ですが、このあと波乱含みの予感が…。

「自分の思いが伝わればいいというだけの恋愛ではなくなっているので、自分の気持ちだけでは収まらない、もう少し大人の恋愛になってきていると思います。仕事をしている、私たち同世代の人たちが観たら共感してくれるかもしれないけれど、もっと若い世代の人が観たら、“なんで好き同士なのにうまくいかないのだろう”と、もどかしいかもしれません。観る人によって角度が違う恋愛だからこそ、リアルに感じていただけると思います」

●かわいらしさも大切にしつつ、かっこよさもあるのが真琴らしさ

登場人物たちのファッションも大きな話題になっています。とくに、真琴をはじめ、弁護士事務所代表の幸村チカ（鈴木保奈美）や、甲斐の秘書・玉井伽耶子（中村アン）ら女性陣の洗練されたファッションは、トレンドに関心が高い女性たちにとっても必見。

「オフィスだけど、ちゃんとオシャレも楽しんでいるという女性像です。真琴らしさとしては、パンツではなくタイトスカートにシャツやブラウス、足元はピンヒールで、かわいらしさも大切にしつつ、かっこよさもあります。自粛期間中に、ジュースクレンズをしたのですが、体の内側を整えることによって、体のラインが引き締まり、お洋服もキレイに見せることができているかなと思います。アンちゃんとは、髪やお肌のケアやトレーニングについて、よく意見交換しています。そういう会話も楽しいです」

ドラマでは、陰謀渦巻く法律事務所内で派閥争いが起き、激動の物語が展開されます。オシャレでスリリングな作品にワクワクが止まりません。

『SUITS／スーツ2』

毎週月曜　夜9時
フジテレビ系　全国ネット放送中

＜撮影／瀬井美明　取材・文／出口恭子＞

【新木優子さん】

1993年、東京都生まれ。ファッション誌『non‐no』専属モデルを務めるとともに、女優としても活躍中。おもな出演作は、ドラマ『CRISIS　公安機動捜査隊特捜班』『コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―THE　THIRD　SEASON』『トレース〜科捜研の男〜』『モトカレマニア』、映画『あのコの、トリコ。』『トイ・ストーリー4』（声の出演）など。公式Instagramアカウント（＠yuuuuukko＿
）が女性を中心に大人気