アストロズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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2回2死満塁でフルカウントから投じた内角直球がボール判定「分かれ目はそこにあった」

エンゼルス - アストロズ(日本時間3日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のアストロズ戦で今季2度目を果たし1回2/3、無安打5四球2失点で降板。2回2死満塁の場面ではフルカウントから投じた1球は際どい判定となり押し出し四球を与えたが米メディアは「酷い誤審だ」と指摘している。

 微妙な判定がこの試合の分かれ目となった。大谷は初回を3者凡退の好スタートを切ったが2回に突如崩れた。先頭から3連続四球で無死満塁のピンチを背負った。それでもタッカー、メイフィールドを連続三振に仕留め続くガーノーにはフルカウントから内角へ94.2マイル(約152キロ)を投げ込んだ。

 だが、球審の判定はボールとなり、これにはマウンドの大谷も悔しそうな表情を見せ空を見上げた。際どい判定に地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のトッド・ハーモンソン氏は自身のツイッターで「オオタニは失点せずに回を乗り切れていたはずだ」と指摘、さらに米野球専門誌「ベースボールアメリカ」のカイル・グレイサー記者も「酷い、酷い誤審だ」とボール判定に疑問を抱いている様子だった。

 MLB公式サイトでエンゼルスの番記者を務めるレット・ボリンガー氏も「しかしカウント3-2からの球はストライクゾーンに入っているように見える」、米ヤフースポーツのハンナ・キーザー記者も「オオタニが無傷で回を凌ぐか、それとも四球で失点し降板するかの分かれ目はそこにあった」と振り返っていた。(Full-Count編集部)