本拠地でのパイレーツ戦に先発登板したカブスのダルビッシュ有

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カブス 6 − 3 パイレーツ ●

<現地時間7月31日 リグリー・フィールド>

 カブスダルビッシュ有投手(33)が7月31日(日本時間8月1日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に今季2度目となる先発登板。6回2安打無失点7奪三振の快投を見せ今季初勝利(1敗)を挙げた。

 登板予定だった前日のレッズが雨天順延。「1番・左翼」でスタメン出場予定だったレッズ・秋山とのメジャー初対戦はお預けとなった。カードが変わったパイレーツとの初戦、ダルビッシュはスライドして先発マウンドに上がった。

 初回、先頭打者を四球で歩かせるも、素早い牽制で一塁タッチアウト。一塁塁審はセーフとコールしたが、チャレンジの末、判定が覆った。2番・ニューマンは中飛、3番・ベルは遊ゴロに退け結果3人斬り。2回は先頭の4番・モランに右前打を許したが、後続を2者連続三振に仕留めるなどゼロを刻んだ。

 3回はストライク先行で3者凡退。4回は先頭の2番・ニューマンにフルカウントからのカットボールを振らせるなど、上位打者を3者連続三振に斬った。5回は二死から安打と盗塁で初めて得点圏に走者を背負ったが、8番・スターリングズを遊ゴロ。追い込んでからのスライダーを打たせピンチを脱した。

 6回も1番・フレージャーをカーブで空振り三振に仕留めるなど安定。二死から2番・ニューマンには痛烈なピッチャー返しを浴び、打球はダルビッシュの左臀部付近を直撃したあと遊撃手正面へ。この回も3者凡退で終え、ダルビッシュはお尻をさすりながら苦笑いでベンチへ下がった。

 ダルビッシュは6回86球、2安打無失点、7奪三振1四球の内容で降板。最速は98マイル(約158キロ)を記録し、今季の防御率は2.70となった。

 打線も右腕をしっかり援護。3回、3番・バエスの絶妙なバント安打が先制の適時失策を誘うと、4回は8番・キプニスが移籍後1号ソロを右翼席へ。5回は6番・ヘイワードが2点適時打を右前へ運び5回までに4点を奪った。8回には2番・リゾが2点適時打を左前へ。9回表に4番手・キンブレルが連続被弾で2点を返されたが、カブスは逃げ切り勝利でダルビッシュは今季初勝利を手にした。