画像提供/萌キュン@MOVIE制作委員会

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 日本の「萌え」フィーバーはしょせん、国内止まり。海外に受け入れられることなんてあるわけない、とタカをくくっていました。だけどそうではなかったみたいなんです。なんと、日本の「萌え〜」な映画がアメリカで上映されるっていうんです!

 映画のタイトルはその名も「萌えキュン@MOVIE」。なんともわかりやすいネーミング。内容は、「メイドカフェ」や「フィギュア」、そして「猫耳」といったオタク要素が満載です。内気で引きこもりの大学生が拾ったネコが翌日少女に変身。ラブラブ同棲生活を過ごすことになった「猫耳少女キキ」、司法試験合格を目指すガリ勉ボーイとメイドの恋模様を描いた「恋するメイドカフェ」、一定時間だけ生身の女性に変身する不思議なフィギュアを手に入れた「聖フィギュア伝」(仮称)の3話構成になっています。

 でもなんで、この「萌えキュン@MOVIE」をアメリカで上映しようと思ったの?

 「実はセントラル・パーク・メディア社というアメリカの日本アニメを配給する会社が、オタク文化を面白いと評価していて、話を持ちかけてくれたんです。オタクが好むようなアニメも、アメリカではAKIBABUNKAとして十分受け入れられているそうなんですよ」(萌キュン@MOVIE制作委員会 若名祐治さん)

 アキバ文化を実写化したものを放送するのは米国では初めてなんだそう。だけど、ここでちょいと疑問が・・・。外国人はこの映画を見て「Oh〜! Moe〜」って言うのだろうか。そもそも「萌え」って英語で言うとなんだろう? アメリカ人の友人に聞いてみたところ、悩んで悩んで悩みまくったあげく「Oh〜! Cutie pie!」と教えてくれた。ちなみに、海外版のウィキペディアにもしっかりと記載されていたり、意味もそう外れたものではなかった。「オタク文化共通の観念」なんてことが記載されてたり、例題として「眼鏡っ子萌え〜」と書いてあるなど、結構分かってるみたいだぞ。

 何はともあれ、アメリカでオタク文化が受け入れられたら、日本の萌えブームもますます高まるかもね! 外国人が「Moe〜!」って叫び狂っている姿、ちょっと見てみたいものです。(平田桃子/verb)

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